苗場山【田代第2高速リフト→苗場山→田代第2高速リフト】
- GPS
- 05:31
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,036m
- 下り
- 1,044m
コースタイム
天候 | 曇りときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
http://www.minamiechigo.co.jp/pdf/jikoku-280401/muikamachi/0401/crystal2.pdf ■ドラゴンドラ 田代ロープウェー 苗場スキー場 - プリンスホテルズ&リゾーツ http://www.princehotels.co.jp/ski/naeba/dragondola/ |
写真
感想
最短ルートのピストンは歩くまいと勝手に決めている百名山。
でも、季節限定ながら公共機関で日帰り可能なルートが使えるとあれば、歩いてみたくなるもの。
ドラゴンドラか田代ロープウェイを利用した、苗場山の日帰り攻略。
標準CTより早く歩かないとタイムアップするリスクはあるものの、そこまでシビアではなさそうです。
■田代第2高速リフト→神楽ヶ峰→苗場山→神楽ヶ峰→田代第2高速リフト
ドラゴンドラはバス停から遠く、乗車時間が長く、混んでそうというリスクから、田代ロープウェイから上がることにします。
あと、念のために田代第2高速リフトの利用で時間短縮も試みてみます。
まず田代ロープウェイ、思ったより混雑してなかったものの、ギリギリで9:00発に乗れず9:15発に回されます。
ここで15分のロスは痛く、山頂の滞在時間にダイレクトに響いてきます。
山頂駅から舗装路を下り、ドラゴンドラ山頂駅近くの田代第2高速リフトへと乗り継ぎます。
山と高原地図は中途半端な林道をスタート地点に定めていますが、10分ほどのショートカットになると思います。
リフトの山頂駅からゲレンデを黙々と歩き、地図の通り建物脇から登山道が始まります。
ここまで10:00には辿り着かないと、後々が厳しくなると思います。
季節限定ルートながら思った以上に整備されていて、笹の刈り払いも行われていました。
踏み跡も明瞭で一本道なので、登山道に入ってしまえば迷うことは無いでしょう。
1,659mピークまでは、小さいアップダウンの歩きやすいルートが続きます。
ここまではウォーミングアップで、地図の急坂区間は急坂ではないものの登り一辺倒で標高を稼ぎます。
唯一の池塘が現れる頃から勾配は緩やかになり、祓川ルートとの合流を果たすと神楽ヶ峰はすぐそこです。
神楽ヶ峰の辺りからは、凶悪とも思える苗場山への登り返しが嫌でも目に飛び込んできます。
鞍部へと下りていく途中にある雷清水はクセのなく柔らかい口当たりで飲みやすいのですが、いかんせん水量が少ない…。
ここで500ml以上を補給するくらいなら下から担ぎ上げるかな、と思わせるほど元気がないのは今年に限ったことでしょうか。
苗場山への壁のような登り返しは、実際に見てみると大したことないです。
ただ昼どきは下山者との離合が激しくて、止まるか登るか選択を迫られる場面が続きます。
いつも思うのですが、山では離合に遅れて気付いた方が道を譲る傾向にあるのが興味深いです。
車を運転していたら「待ってくれてるから行かなきゃ!」なのに、山では「待ってくれてるから待たなきゃ!」となるのが面白くて。
先に離合に気付いて安全な場所を確保して待っているのに、後から気付いた方が無闇に止まって危なっかしい離合を強いるのって誰も得をしませんよね?
ましてや、すぐ目の前まで対向が来ていることに気付かないほど余裕がない人の判断には従いにくい…。
そんなこんなで、息を切らせて山頂一帯の湿原に飛び込むと余りの変わり映えに言葉を失います。
隔離されたかのような切り立った山の上に、尾瀬のような湿原が広がっている事に頭がついて来ません。
草紅葉と池塘が織りなす、秋らしい雰囲気の中を散策してみます。
山頂一帯は木道が張り巡らされているので、無闇に湿地帯に立ち入ることはできません。
それにしても広大な山頂エリアに、ただただ感嘆するばかりです。
龍ノ峰の辺りまで散策に行きたくなりましたが、復路の時間が怪しいので諦めます。
復路はピストンなので復路は特筆するような事もないのですが…。
下りは気を抜けないエリアなので、集中力を切らさずに下山したいところです。
苗場山からの下りは勾配よりも滑りやすさが事故の元になりやすいです。
ストックは仕舞って木や岩を掴んだほうが、ずっと安定するように感じました。
神楽ヶ峰への登り返しでスタミナを奪われてからの下山も、慎重にこなしたいところ。
滑って転倒した所に、刈り払われた笹の立ち上がりが刺さったら…なんて考えただけでも怖いことです。
田代第2高速リフトの下り最終は15:30なので、乗り遅れたらドラゴンドラまで歩くしかりません。
ドラゴンドラの下りは16:00なので、乗り遅れたら詰みます。麓に通じる林道くらいはあると思いますが。
夕方になればドラゴンドラも誰も乗らないかと安直に考えていたので、200人は並んでいるだろう待ち行列を見て途方に暮れます。
果たして16:00までに乗れるのだろうか。路線バスに間に合うのだろうか。ちょっと不安要素が強くて乗れません。
ならば、と仕方なく田代ロープウェイのピストンを選ぶまでに時間はかかりませんでした。
こちらは下りの利用者も少なくて、予定の1本前の路線バスに乗ることが出来ました。
最後の最後で計画通りに事が運ばなかったのは心残りになりましたが、季節限定の苗場山ピストンは成功したので良しとしましょう。
次に機会があるならば、山頂の苗場山自然体験交流センターに泊まってのんびりと縦走したいものですね。
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