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散歩がてら、近所の野川に桜を見に行ってきました。
小金井神社から武蔵野公園までの川沿いでは、遅咲きの枝垂桜が
毎年僕のように開花のピークを見逃した人を喜ばせるのですが、
さすがに今年は桜散らしの雨が長引いたせいか、
儚くも道端に散った花びらがやや目に付きました。
それでも、春の空気はそこかしこに満ちていて、
野川沿いに帯を成す、淡いピンクと生まれたての新緑が、
夢を見ているような和やかな感覚へといざないました。
次に向かったのは、本日の最高地点(笑)、
武蔵野公園のくじら山(標高たったの53.3メートル)です。
ここからハケ(国分寺崖線の地元の呼び名)の緑を眺めていると、
若い時分の淡い思い出の数々が頭を過ぎります。
・幼稚園の遠足
・小学校の写生大会
・中学校のマラソン大会
野川はいつも僕の傍にありました。
東京にいることを忘れさせてくれるこの豊かな自然が、
この先もずっと変わらずに保たれることを願うばかりです。
最後に向かったのは、緑の花を咲かせる珍しい桜の立つ、ある場所です。
その桜は御衣黄(ぎょいこう)といい、鬱金(うこん)よりも緑が濃いのが特徴です。
武蔵野公園の奥まった場所にひっそりと二本だけ立っており、
その場所のせいか、地元民の間でもあまり知られていない存在です。
この桜は先の枝垂桜よりもさらに遅咲きで、まだ見頃まで1週間ほど掛かりそうでした。
他にも何本か御衣黄を見たことがありますが、
ここのは僕の知る限り最も緑色が濃い個体です。
まだ花見をしていないという方は、来週末あたりがお薦めです。
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