意外と知られていないのが、伊吹山の自然環境を保護するために制定されている『ローカルルール』。
▼伊吹山 利用と保全のローカルルール
http://www.city.maibara.lg.jp/0000005679.html
知らずにやってしまいがちなのが、
●ルール6 火の使用は厳禁です
●ルール7 テント泊はできません
ちなみに私も昨年このルールを知り、それまでは頂上でガスを使ってましたが、それ以降使ってません。
このルールがいつ制定されたかは分かりませんが、私の身近な山仲間(伊吹登山経験あり)でも知らなかった方も多く、また初心者の方もいれば、百名山完登目指している方など幅広い方が登られる山です。『知らなかった』ということではルールの意味がないと感じ、先日米原市に意見をあげてみました。
意見の主旨としては…
●ルールを知らずに違反をしている方が多いため、ローカルルールの認知促進を行うべき
●麓で協力金を収受する際に一言注意を促したり、リーフレットを配布する
→人を介して伝える方が理解しやすい
●登山口や頂上付近で注意を促す看板などを設置する
●多くの登山者からは賛同を得られるものなので、伊吹固有の植生の素晴らしさを含め、次の世代へと引き継げる啓蒙活動を行うべき
●WEBや山雑誌などで広報活動する
というものです。
翌日、早速、米原市環境保全課より回答を頂きました。
期限に関する明記はありませんでしたが、行政としても検討・改善するというものでした。
行政の力も必要ですが、伊吹山にお邪魔させて頂いている身としては、一人でも多くの方にルールを知って頂き、遵守し、また他の方に広めて頂ければ嬉しいです。
こういう時こそ、『ネット』を活用すれば、情報の拡散ができると思います!
最後に、昨年の入山協力金は一昨年からほぼ半減。「協力」なので強制力はありませんが、環境保全に使える予算に直結しますので、こちらも登山口で係の方がいる時はもちろん、いない時も協力したいと思います。
次世代へこの素晴らしい自然を引き継ぐためにも、ぜひ皆さんも伊吹に登られる際にはご注意いただければと思います。
dolceさん こんばんは
火気厳禁は知らんかったなぁ〜
先月登った時もコンロ使ったけど
これはもっと周知せんとあかんね〜
次からは山専ボトルにしますわ
入山協力金減ってるのね
やっぱり募金箱形式(ドライブウェイ側)ではだめなのかな〜
登山口側の小屋を素通りする人もいるんやろね
やっぱりご存知なかったですか
あの広い気持ちのいい山頂でのんびりランチ楽しみたい、
という方は非常に多いと思うのですが…
周りもみんな火を使ってるし、ということで
まさか火気厳禁とは思いもしないですよね。
次回からぜひお願いします
入山協力金の予算報告書をたまたま見たら、
え?って見間違えたかと思いました。
知ってても無人なら払わない方も多いのでしょうね。
dolceさん、こんばんは
協力金導入時には「使途が不明だから払わない」って話や徴収逃れできる入山口があるって話が、悲しいかなヤマレコの中でも話題になっていたかと思います。
行政の力〜うーん、難しいかな。看板もリーフレットも結局お金がかかりますので、長野県ほどではないにしろ、「どうして他所から来る登山者のために市民の税金を使ってリーフレットを作るんだ」ってことを言い出す人もいるでしょうね。(実際、登山道整備に公的資金を使うことに批判的な人はたくさんいます)
さらには協力金の減少。知らなかったって方もおられるかと思いますが、伊吹山の入山者は近年ものすごく増えていますので、協力金も増えるはずなんですが…
本来なら、我々登山者が事前画の段階で、伊吹山にはローカルルールがあるってことに気づく必要があると思います。
やっぱり今の時代、「ネットを活用した情報の拡散」が必要ですね。
コメントありがとうございます。
行政は予算がないとなかなか難しいですよね。
> 「どうして他所から来る登山者のために市民の税金を使ってリーフレットを作るんだ」
もっともです。しかも登山者は地元にお金落とさないことも多いですからね(笑)
だからこそ「入山協力金」は税金を使うことなく、登山者が支払ったものを直接的に登山道整備や環境保護に充当できるという点で、双方にとってメリットのあることだと思います。
まずは地道に登山者間でも広めるというのが、私たちにできることかなと思います。
知ってたけど、はて?
自分の記録を調べてみたら'14年末に知ったようでした。
元ネタは”伊吹山自然再生協議会 平成22年度 第1回協議会”
http://www.pref.shiga.lg.jp/d/shizenkankyo/ibukiyama/
”伊吹山 ルール”でググるとトップだけど”伊吹山”でググっても当分出てこないので仕方ないかもしれませんね。行政としてはプレスリリース一枚だけで”周知した”ことになってしまうのかな。
おー、さすがですね!
いつもレコ拝見しながら、現地の情報を細微に渡って書かれているので感心しております。コースはドMなので決して真似できませんが(笑)
伊吹山自然再生協議会、気になるのは評議会のメンバーがどういう方たちで構成されているか、という点。その分野のスペシャリストだけでは策定までが任務でその先はどうなんだか…という気がします。
さて、1955さんのご指摘通り、
ググっても米原市のサイトは出てこないですね。で、同時に気が付いたのが、ヤマレコの伊吹山のページ。このページが検索上位にランクイン。(ヤマレコは検索に強いですから)
よって、このページにローカルルールと協力金のことを追記してみました。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=89
もしかすると、この日記もいずれ上位にランクインするかも?
はじめまして
伊吹山は見るばっかりで、登った事ないです。
人多いので避けてる部分もありますが…
火気厳禁とかテント泊禁止なんですね…
知らなかった
山に関しての行政の広報は手を抜きすぎだと思います。
登山ブーム前は良かったかもですが…
諸外国に比べて、日本は自然を守る事には消極的ですよね
自然と共に生きてきたから、山への畏怖とか昔からあったもので守るとかいう意識ではなく、汚してはいけないみたいな感覚があったかもですが
最近の方はそういう考えをもってる方って少ないと思われるので、行政が動かないとダメだと思います。
哀しい事ですが
山は偉大で神様が住んでる所だと畏怖してた頃は良かったかもですが、今、こんな事言うとスゴイ怪しい人になるんでしょうねΣ( ̄皿 ̄;;
協力金もよろしくないです。
やはり、入山料として500円とかでもいいから徴収すべきじゃないでしょうか?
富士山も屋久島も然り、人が多くなればなる程、道とか荒れて整備にお金が掛かるのは当然な筈です。
500円とか1000円くらいなら登りたい人は払うと思うんですけどね。
海外の山はもっと高い入山料とってますし!
コメントありがとうございます。
日本人が自然を守ることに消極的なのかどうか、他国を理解してないので何とも言えないですが… 自然を守るべきものとして認識しているものの、行動に移せないと言った方がしっくりします。
たしかに行政側が動かないとダメだというご意見はもっともなことだと思います。
が、先のmasutyannさんがおっしゃっている通り、「他所から来た人に対して税金を使うことを良しと思わない」人がいるのも事実ですし、動くためには予算が必要です。だからこそ、「入山」の際に金銭を収受することは理に適ってます。それが「協力」か、「強制」なのかは難しいですが。
検索していたら、公益財団法人 滋賀県文化振興事業団の編集長がこんな記事を書かれていました。(協力金導入に疑問を呈している意見)
http://goo.gl/55sNNn
▼転用
県や地元の市は「県や市の負担を軽減したい訳ではない」といっていますが、実態は、「受益者負担の名目で、取りやすいところ(登山者や観光客)から取る」という安易な姿勢だと思われます。
県や市はそこの負担を軽減すべきであり、受益者が負担して至極当然のことだと思いますけどね。
山とは関係ないですが、海外では国立公園で入園料を徴収しているところも多々ありますし、ヨーロッパの主要都市では観光客に対して、宿泊税・観光税などという名目で税金を徴収しています。
「何かを享受する」ことに対して「支払う」のは、「おもてなし」精神の日本では浸透しづらいのかもしれません。享受する側(=登山者)の意識も変わらないと、行政だけの問題にもできないかなと思います。「自己責任」の問題と根底は同じように感じます。
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