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日帰り、数日の縦走なら天気予報を見て雨天を避けて予定を組むことは可能でも、長期縦走となるとどこかでほぼ100%雨にあうことは避けられない。
当然雨具は必須。
濡れずになるべく快適に歩けるよう雨具には気と金をつぎ込んだ。
最初に買ったのはメーカーは忘れたが、ゴアテックスのそこそこの値段の一般的なレインウエアだった。
ゴアテックスが一番透湿性がいいとは言っても、雨中を数時間〜半日も歩けば当然蒸れて内側はしっとりどころかビチョに近い状態になる。
どこのメーカーでも同じゴアテックスを使っているならスペックは似たようなもの。
が、ある時、「アークテリクスは値段も別格だが性能も最高級」、と、どこかで聞きかじり、最高級の性能、ってどんなもんか?どのくらい違うのか?使ってみたくなった。
10年近く前の話で「アークテリクス」はカナダのブランドで当時は縫製もカナダ製で値段も今の中国製に比べ1〜2割高かった。
実際に自分が買ったベータLTは定価で9万円近く、特売品だったがそれでも6万円もした。
http://www.arcteryx.com/product.aspx?country=jp&language=jp&gender=mens&category=Shell_Jackets&model=Beta-LT-Jacket
自分の持っている山装備の中では実にテントやダウンシュラフよりも高く、雪山をやらないので一番高かった買い物だった。
実際の使い心地は細かいところまで気が配られていて上々だったし、北アルプスの3000mの稜線上のけっこうな風雨の中でも安心感があった。が、やっぱゴアはゴア、長時間の歩行では蒸れることは致し方なかった。
もともとヘビーデューティー仕様なのでアルパイン主体で寒く冷たい雪と岩系の登山でその本領を発揮するのだろう、が、一般のそれも自分のような軟弱なハイカーにはハイスペック過ぎたのかもしれない。
はっきり言って倍の値段の利点は良く理解できなかった。
もったいないと言うことだけは身に染みていたので大事に大事に8年ぐらい使っていた。が、先日とうとう層が剥離してダメになってしまった。(泣)
雨具はまだ他に一応街着兼用の「フェニックスの EPIC EXTREME RAIN JACKET」
https://www.yamareco.com/modules/diary/11711-detail-103593
とノースフェイスの超軽量タイプ
https://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NP11500
は持っているのだが・・・
やっぱ、山歩き専用の物が欲しくなった。
今度は何を買うか?
それぞれのメーカーから色んな特徴のものが販売されていて迷う。
今回は軽さより蒸れにくい透湿性を重視して選んでみた。
第一候補はミレーの以前から気になっていた最高度の透湿性を謳ってる
「ダブルセブン50000」
http://www.millet.jp/w7/
が、今は新バージョンで
「ティフォン50000」
http://www.millet.jp/typhon/
となっているらしい。多分、スペックはほぼ同じと思う。
が、たまたま好日山荘のセールでノースフェイスの「クライムベリーライトジャケット」が40%引きで売られていた。店頭で試着したところ、ゴアの新裏地構造とかで通常のゴアのゴワゴワ感が無くとても柔らかで着やすかった。それに軽かった=250g。
https://goldwinwebstore.jp/ec/pro/disp/2/NP11505/BC/L/
一晩悩んだが、値段的にもお得感があったので結局買ってしまった。
これもスペック的に「ティフォン50000」ほどではないがだいぶ透湿性が高く蒸れにくいそう。
セール品と言うことでサイズ、色はそこにあるだけだったので、今までの生涯で自分の選択肢にはまずあり得なかった真っ赤っかの超ド派手になってしまった。
先日、実際に山で着て歩いてみたが、蒸れ感はだいぶ少なく軽快に歩けた。
けっこう、よさげで気に入った。
ド派手な色も、馴れると、これもアリかな、と思った。もともとファッションにはこだわりもセンスはまったくないし。
丁度これからの梅雨シーズン活躍しそう。
雨の中を歩けば、の話だが・・
ミレーの「ティフォン50000」はこの次だな・・
雨を見たかい。
CCR 好きだった

この歌詞に出てくる雨はレインウエアーでは防げない
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