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念願の以東岳へ。
健脚な人ならば、日帰りしてしまうコースを、2泊3日のユルユル行程で。
1日目は大鳥小屋まで前進。風は無いものの、台風の影響で小雨が残る中、日暮れ前の林道を急ぐ。
2日目、直登コースから以東岳へ。
頂上から眺める朝日連峰主稜線は…!!!
時間はたっぷり。この素晴らしい稜線を歩けるなんて夢のよう。
天気も良く、水が足りるか多少の心配があったが、昨晩、大鳥小屋の管理人さんが教えてくれた呪文を唱えながら、てっくらてっくら歩く。
「キツネはジャブジャブ」
狐穴小屋では2Lでも3Lでも好きなだけ飲んでくれと言わんばかりに、冷たい水がジャブジャブ。
狐穴小屋の管理人さんが、「三方境から見る以東岳もいいよ」と教えてくれ、三方境経由で、てっくらてっくら以東岳へ戻る。
以東岳から朝日の稜線をボーっと眺めて過ごす。
直江兼続の時に、移封された会津と飛地の庄内を結ぶ「朝日軍道」として開削された歴史のものものしさは、なかなか想像できない。
今回のもう一つの楽しみは、山頂で月を愛でること。
台風一過、高気圧が2日続くらしいので、中秋の名月2日前ではあるが、キレイな月が見られるはず。
少し寒むいが、澄んだ空気。一灯のスポットライトが以東岳の後から。
3日目朝、山頂から日の出を眺める。
徐々に明るさを増し、山々のシルエットが浮かび上がってくると、周りの人々は、月山、鳥海山、蔵王連峰、飯豊連峰、磐梯山・・・思い思いに山の名前を口にする。
誰の目にも止まらないが、日本海岸線を辿った先に薄っすら見える山達。
角田山と弥彦山!
おはよう。
景色を楽しんだ後は、オツボ峰経由で下山。
1日目は小雨で楽しむ余裕がなかった林道も、ブナの大木、苔むした岩、道脇の巨岩や奇岩、川の景色を見ながら歩く。
知ってしまった以東岳の魅力。
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