最近、百瀬さんの言葉が頭の中に浮かんできます。
どこにも大手を振って出かけられない休み(自粛・巣ごもり生活)
Go To Travel。一部の産業のみへと賛否があるのも事実です。どの産業も一部の寄せ集めで経済が成り立っているわけです。会社もしかり・・完璧な人達の集まりが会社ではなく、不完全な人達が集まって会社が成り立っていると思う私です。
今回は非常に裾野が広い観光産業が壊滅的です。旅館・ホテル・お土産屋・バス・旅行。そしてお世話になる山小屋さん。国も持続化給付金などで雇用を確保をしてもらっていますが、私の周りからはソロソロ労働と生活が困窮し始める取引先などがあります。その中で始まったGo To Travel
私も観光業で仕事をしております。給料も下がりこの先が明るい兆しも想像ができません。
富士山の小屋からは「寄付又は来年以降の宿泊先払い」の支援ハガキ。他の秘湯と呼ばれる家族経営的な旅館からも先の宿泊金で支援してほしいなど。皆さん生き残りをかけたあらゆる方法を模索されております。
しかし私たちの仕事は、バス・鉄道・ホテル・食事・お土産など、このすべてが動いて初めて私たちの意味があります。生活費を補填するのであれば、この期間アルバイトやWワークでなんとか乗り切れます。
しかし、山小屋さんが休業されると言う決断は単に閉めるだけではなく、来年の小屋明けをするために登山道の整備・小屋の補修と普段以上に手間暇と資金をかけて、マイナスが増やすわけです。昨年は仕事以外は初めて「立山」に訪れました。GoToTravelで立山も対応する事を知り、昨年までは「外国の方」でごった返していた室堂が、本来の姿かそれ以下であることは容易に想像ができます。
それを思ってきたときに、大沢小屋と針ノ木小屋の「百瀬」さんの言葉が浮かんできました。今季は休業されるとの事ですが、私も感染は怖いのは確かです。しかし私自身の観光業の繁栄の絵がいまだに描けない中で、少しでも私の気持ちの切り替えや、小屋の方のお力になれればと明日行こうと思い立ちました。
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