学能堂山

　約1か月半ぶりの山登りは、学能堂山（がくのどうやま）へ行ってきた。1か月半も山登りができなかったのは、秋の季節は週末に行事が多いこと、そして前回の山登りで足を靴擦れで痛めて登れなかったためだ。そんな中登った学能堂山は、2か月前に行ったばかりの山だ。しかしこの時は時間の関係と、バイクで転倒して足をはさまれ、その痛みもあって無理ができず山頂まで到達できなかった。よって今回はそのリベンジのつもりで登ってきた。この学能堂山は山頂こそ360度の展望がのぞめていいのだが、途中の山道はほとんどが杉の植林の退屈なコースで、途中見どころなども特にない。でも林道の終点まで３ｋｍほどもバイクで登っていけるのは、セロー乗りの私としてはとても魅力的。前回は初めてということで徒歩で登ったが、今回は気合を入れてその林道をバイクで走ってみた。大きな石や深い轍などもあり、それなりに荒れてはいたが、傾斜はそんなにきつくはなく、もともとは車も通っていた林道ということで素人の私でも足を付くことなくスタンディングのままで走りぬけることができた。これも前に来た時に自分の足で登って地面の荒れ具合が分かっているという安心感があったことも大きいだろう。林道終点までバイクで行くと、山頂までは1時間弱で行けた。どこかのブログなどにも書かれていた通り、途中の道は杉ばかりで、野草や生き物もおらず（シカだけは４頭ほど見かけた）、見どころは本当に何もなかった。しかし急坂をようやく登って着いた山頂からの景色は、思わず「おお！」と感嘆の声をもらしてしまったほどにきれいなものだった。去年あたりから、この付近の山を少しずつ登っているので、周りの山の名前も結構分かって、余計に見ごたえがあった。ただ頂上は風がふきさらしの場所で、とても寒かったので長居は無用とさっさと下山。往復2時間の行程だったが、バイクで距離をかせげなければ往復3時間はかかるだろう。久しぶりの山登りだったので、これくらいでちょうどよかったかもしれない。