5枚の花弁の、上向き3枚は小さく、赤い斑紋がいくつもある
下向きの2枚は大きく真っ白
よく見ると本当に綺麗でカッコイイです
近くの家の前に何百というユキノシタの花が満開でした
よく見てみると1つだけ変だ!!
上下逆さ
ユキノシタの花は大好きで、この時期山の登り口などにあると、しゃがみこんゆっくりと覗き込んで楽しんでいます
でも逆さは一度も見たことありません
よく見てみましたが、花枝がねじれた様子も無く、外的な力が加わった様子もありません
ひねくれ者と言うのはかわいそう!
良くぞ逆さに咲いてくれたと、ほめたいです
(写真を上下逆さ・・・・・していません)
(以下は半ば夢想のお話)
divyasu21さん、自然の世界の法則性では、ものの造り、構造の面でも対称性が保持されています。予想される合理的な現われをするということです。
しかし、ときには、通常の、ありふれた構造とは別のふるまいであったり、構造であったりを現す存在もあります。
たとえば素粒子の世界では、いろいろな運動、変化の中で、通常の法則的な予想とは違った現われが、実験で確認されることがあります。
ある素粒子が、他のある素粒子と相互作用をして、新しく別の素粒子が生まれる場合、その素粒子のスピン(自転)の方向が予測では右向きのはずなのに、一定の割合で左向きのスピンを示す素粒子が現われる、などの場合です。
この現象が最初に確認されたときは、学会が大きく動揺しました。
それは例えていえば、東の方位にある鏡に向かって自分の右手(南側にある手)を上げた時、鏡の中の自分は左手(北側にある手)を上げちゃっている、という場合を、意味する出来事だからです。
様々な研究過程のなかで世界的に確認されたことは、そういうことも自然はやってのけるのだ、ということでした。
これを物理学では、対称性の破れ、ととらえ、この破れをを含めて、自然の世界のふるまいとみなします。
生物の世界で、ある種の花の造りが、基本的にほとんどすべて同じ造りになるのは、染色体、さらには遺伝子の情報のレベルで、植物の発生、生長の過程で、幾何学的に同じ構造の植物、花のつくりになるように、法則性をもたされているからと、想像します。
この場合、例えば大工さんが家を南向きに建てるときに、磁針の方角を基本にするように、植物の場合は地球の重力か、あるいは太陽のある方向の検知が、上下の方向を見極めるのに役立っているように思います。重力が構造の構築にかかわっているのか、いないのか、は、スペースシャトルでも実験され、いろいろ単純でない検討が進められているようです。
花の造りが逆さの構造をもったユキノシタは、遺伝子の情報の面でなんらかの乱れがあったのか、それは植物の世界なりに、一定の頻度で起こりうることなのか?
あるいは、より具体的には太陽の位置や重力の向きをユキノシタが検知する場面で、なんらかの取り違えをするような、センサーか情報の現実の乱れがあるのか?
こういう普通の植物の自然な表現から外れた存在を見ると、いろんな探求のテーマがここにはあるように思ってしまいます。
植物の中では、例えばエンレイソウのように、構造と染色体の関係がよく調べられてきたものもあります。
でも上下さかさまという事例は、ちょっとすぐには事例が思い浮かびません。
素粒子の対称性の破れ、遺伝子の乱れ
どれも自然界ではありうることなのですね
四つ葉のクローバー、緑のニリンソウ、たまには人間の世界でも。
私の能力では「探求のテーマ」にはならないと思いますが、これからもめずらしいものを探してみたいと思います。
ありがとうございます
これからもよろしくお願いします
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