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今週に読んだ本の紹介です。
私は冬山はやらず冬はスキーのみです。
冬は山渓読んだりいろんな読書をします。

但し今回は山岳小説です。昔、よく新田次郎を読みましたが、今回の山岳小説は素晴らしかったです。本書のバリとはバリエーションのことです。山登りの方法の一つと思いますが、作者の造語ですね、私は長年、縦走登山をしてますが、本書のバリ山行とはまったく別のもので、とても新鮮でした。詳細は書きませんが、私の好きなポイントにドストライクな本でした。登山=内省なのです。いたく共感しました。そしてハッピーエンドあり、転職、会社員生活、スマホのアプリ、リストラ、家族への思い等々卑近な話題からメインストリートに繋がっています。
基本的に芥川賞は純文学を対象にしていますが、まさしく純文学です。作者は大学の文学部国文学科出身です。本人曰く「純文学の案内役を買ってでたい」とのことです。自然の描写や登場人物の葛藤の表現がとても美しい小説です。興味があれば読んでください。
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