山のブログ等で時折散見する「変態」「ドM」というフレーズ。
少々ネガティブな印象もあるかもしれないが、実は山の猛者を表現する洒落っ気を加味した言葉である（そして賛辞の意も込められている）。
『変態』とは…
「動物の正常な生育過程において、その形態を変えることを表す」とWIKIにある。他にも「異常」「病的」といった意もある（こちらが一般的か）。
『山の変態』とは…
「登山者の正常な生育過程において、山への異常な探求心と超人的肉体改造の結果、一般ピープルでは到底耐えらぬ負荷や苦痛、危険が伴う山行趣向（ダークサイド）に陥ちいること、もしくは陥った猛者を表す」とは私の所感。
山登りにハマる要素は色々とあるわけだが、大別すると、
�．錺�ワクドキドキな冒険心
�∪供垢靴っ�成感
�Ｂ膽�然に対する感動と畏怖
が主なところだろう。
それら（特に�´◆砲魘妨造泙嚢發瓩燭里�『山の変態』と称される猛者たちの山行である。
以下そのレコ例をあげる。
※決して悪意があるわけでなく洒落っ気として受け止めていただけたら幸いである
� 隼澆泙蕕覆� 留まらない 泊らない”レコ
もはや日帰りレコとは言えない長〜いコースタイム。一般的な日帰りレコと比べ、縮尺が少々おかしなことになっているルートマップ。誤って彼らのレコを参考にしてしまい、帰れなくなったヤマレコユーザーも少なくない。どうしたらそんなに歩けるのか？どうしてそこまで歩くのか？「日帰り」という言葉に異様な執着をみせ、日々人間の限界に挑戦し続ける。人智を超えた山の怪物レコ。
�◆箸修譴呂泙襪撚�かしの川口浩探検隊”レコ
「どの山を登ったかではない、どのルートを登ったかだ」と物静かな口調で語り、一般登山者を「登山客」、自らを「山や」「沢や」と呼ぶ。見たことも聞いたこともないルートや名前が出てくる彼らのレコにはいつも賛美の「拍手」がおくられる（しかし山行計画の参考にされることはほぼない）。未開な山域をこよなく愛し、時に獣の雰囲気も漂わせる。バリバリバリルート好事家レコ。
��“もう拷問罰ゲームにしかみえない”レコ
腰までも埋まるような豪雪の厳しい状況下であっても、「ラッセル最高ぉ！」と何故か楽しそうに振る舞う。冷蔵庫の方がまだましというようなあり得ない極寒の環境下であっても、「寒いと思ったらマイナス○○度だよぉ」と何故か嬉しそうに微笑む（そして翌朝テント内のモノが凍っていたりするとさらに喜ぶ）。本気なのか？やせ我慢なのか？いつも判断に困る。豪雪極寒好事家レコ。
（その2に続く…）
はじめまして
日記を拝見し、思わず笑ってしまいました
でもね〜
ぼくには、ラッセルは苦しいのでなるべく雪の浅い所を探しながら
汗だくになって登り天場に着く頃はヘトヘトでとても「ラッセル最高の」
の境地にはなれません、まだまだ修行が足りないようです。
それと寒いのは普通なので、温度計は持って行きません
テント内のものが凍って無かったら喜びます
冬山では普通のことを殊更強調するのは猛者じゃないとおもいます。
あ でも面白かったですよ〜
（そのに2）楽しみにしています。
こちらこそはしめまして
そうですね、
本当の猛者は普通でないことを普通にやってしまう人たちのことですよね 。
本格的な冬山に登ったことすらない初心者の戯言ですのでご容赦を
登山はじめたての頃、
山の猛者さん達のブログなどを見て、
変人？とちょっと思ったものです。
（今では徐々に理解できる自分が怖い…）
その時の思い出をちょっと冗談っぽく書いてみた次第です。
でも、
higaerisazenさんのレコを少し拝見しましたが、
十二分に変○猛者のにおいが...（失礼）
しかも親子2代の...（羨ましいです）
higaerisazenさんのような先輩が頑張っていらっしゃると励みになります！
「まだまだ自分でもやれるはず！」と
（とても貴殿のようにはなれないとも思いますが）
その2お楽しみに
goldengateさん、こんにちは
日記楽しく拝見させていただきました。
ヤマレコの中には、無茶苦茶な変態数多くいらっしゃいますね。
本当に凄いなあと刺激いただきながら見ております。私はそう言った方々を修羅と呼んでおります。
猿投山がホームだそうで、あすこはワンダーマウンテンですね。
higurasiさん、こんにちは
higurasiさんのレコ時折参考にさせていただいています。
「修羅」という表現、いいですね。
人外の感じとか、戦う感じとか、
少なくとも「変態」よりはいいです
確かにレコにはたくさんの修羅さんがいらっしゃいますね。
そしてレコで繋がった修羅さん達は、
共闘し、協力し、時に競い合い、
更なる高みを目指し、新たに修羅を生み出すんですよね。
いやはやヤマレコの効果はでかい...まるで修羅養成所です。
ホームは猿投山です。
もう2、30回は登っていると思うのですが、
近くにいいお山があって助かります。
気軽だけど深堀りできる飽きさせないお山だと感じてます
またどこかの山中で
お会いできるといいですね
goldengateさん、初めまして。
面白い！
言い得て妙、いいとこ突いてますねぇ。
40Kmを超える日帰りを、へ〜きでやってしまうとか、コースタイムの半分で歩くとか、本当に訳わからん人たちが多いです。
私は自分の限界が分っているので、そういう人のレコは、駐車場の情報とかを参考にする程度で『世の中に凄い人がいるもんだ！』と呟いておしまいです。
長い距離を歩いて楽しい人、コースタイムを縮める事に命を懸ける人、楽しみは人それぞれだから、自分の身の丈に合った楽しみをすれば良いと思っています。
まあ、イソップの「あの蒲萄は酸っぱい」みたいものかもしれません。
guchi999さん、初めまして。
山の猛者さん達のレコ、
私もある種フィクションのように楽しんでいます。
あのような過酷な状況を楽しめる彼らというのは、
感覚が少々狂ってしまったのか？ただ単に肉体が超人的なのか？
とても同じ「人間」とは思えません
guchi999さんのおっしゃるとおり、
山の楽しみ方は人それぞれ。
カメラに興じる、草花を愛でる、山飯を楽しむ...etc
という文科系的な方もいらっしゃいますしね。
まぁ体育会系猛者さん達は、
あの酸っぱい葡萄を”美味しい”と感じているのが凄いわけですが
私も山登り初めて少し経ちましたので、
「なんかもう一つ山を興じる何かを付け加えたいなぁ」と思う今日この頃です
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