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で、高見山の方へ行くことも考えましたが、思い浮かんだのが大又集落からの薊岳。このコースは、20年前に私が初めて雪山に入ったコースです。その時は稜線に出る所にある大鏡池からズボズボになり、2、30分進んだところで引き返してきた思い出のコースです。
で、身支度をしてスタート。
こんなコース、冬に入る奴はまあおらんので、案の定で踏み跡なし。しかも出だしから結構雪深い。最初のうちは足首ぐらいで、途中から2、30cmは沈む感じだったんじゃないかな。途中からワカンを履いても良かったんだけど、大鏡池まで頑張ってみました。で、ようやく稜線にでる頃には膝上から腰ぐらいまで沈みながらの状態で、なんとか大鏡池に到着〜。無雪なら2時間の区間を3時間でした。
ところでこのコース、無雪期の2回を含め過去3回通ってるんだけど、コースから少し外れているからか、実は大鏡池を確認したことは今まで無かったんですよね。きょうはノートレースのラッセルで、途中赤テープも見当たらず、とにかく植林帯から開けた尾根上に出たいと少し明るくなった方へ踏み込んでいったら、ほんとうに杉林の中にそこだけポカンと開けた場所にでて、中央部が凹んでいました。雪に埋もれているけど、ここが大鏡池なんでしょうね。池のほとりに佇む木々の樹氷も素敵で、ここにも“天女”がいましたかって思いましたよ。ほんと神秘的なところでした。
で、ここで昼食をとり、ワカンを装着。薊岳へは無雪でもここから1時間のコースタイムなのでそれは無理としても、少しは景色の見えるとこまで行ってみたいと思ったのですが、ワカンを履いてもハマるハマる(笑)。結局、ワカンを履いてここから下山しました。まあ、せっかくワカンをはめたので、まあ自分たちが登りで付けた踏み跡ですが、踏み跡を外して深雪の中のワカン歩きを楽しみながら降りてきました。
まあ、20年ぶりに冬にこのコースに入り、またまた敗退でしたが、20年前の忘れられない光景に再び出会うことも出来ました。あの時も前日が吹雪だったようで、杉の木の片側だけにびっしり雪が付着していて、登ってる途中、ふと横をみたら、一面真っ白。幹の茶色い所がまったく見えない。で、遠近感が失われ、それはまさに白銀の一枚のカーテンのようで、思わず息を飲んだのでした。あれから雪山に入る度に、もう一度あの光景がみれるかな?と思いながら入るのですが、片側すべてに雪が着いていることはその後一度もありませんでした。で、今回、あの時の程の見事さ、感動には少し及びませんが、あの時の記憶を呼び戻してくれるぐらいには見事に、雪一色に成った杉林も拝めました。
ま、そんな訳で、結局明神平には行けませんでしたが、思い出のコースを歩き、思い出の光景に再び出合い、神秘的な大鏡池についに辿り着き、深雪ラッセルとワカン歩きを楽しめたので、よしとしましょう。
nijoudakeさん、こんばんわ。
私も26日に比良山の半分も行けずに
戻ってきた口です。
25日の湖北嶺南はまだ降雪があったので、
たぶんその日だと道路上で撤退となっていた
かもしれません。
比良山なら誰かトレースつけてくれるだろうから、
なんとか稜線くらいまでは出られるだろうという
甘い目論見はもろくも狂ってしまいました。
なんか、それだけ苦労したのなら、
大又林道を歩いたら楽勝で明神平に
辿り着いたのでは・・・と思わないでもないです(笑)
神秘的な大鏡池お疲れ様でした。。
k-yamaneさま
方向転換して少し下ったところに一台ぐらいなら駐車できるスペースがあったので、後から、あそこに留めて登っても良かったなと思いましたが、とにかくその時は、一刻も早くこの場から逃げ隠れたい一心で退散したのでした(笑)。
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