仙丈ヶ岳

まだまだ夏日が続いてます。 まだまだ夏山の旬は続く？
先週、槍へ行ったので、バランスを取って（何のバランスだ？） 今回は、南ア・仙丈岳へ。

8月27日（金）

　今日は、北沢峠までの入山。広河原から北沢峠への最終バスで、北沢峠のテント場へ。テント場は、中々のにぎわいでした。午前中は晴れてましたが、午後はお約束通り雲が上がってきますね。 夜中、雷光が何度もあったような気がしました。（あれはヘッデンの光じゃないよ・・多分・・）

8月28日（土）

　仙丈岳の樹林帯の登りを涼しいうちにこなそうと設定した起床時間から、1時間寝坊〜。 6時頃スタート。樹林帯の登りは、結構早いうちから、お日様に捕まってしまって暑い・・。 今日も朝から快晴。
　小仙丈岳手前のハイマツの台地に飛び出すと、真後ろの甲斐駒や鳳凰三山・富士山の頭など、ど〜んと展望が広がり、気分が一気に良くなります。 暑くて少々バテ気味で、小千丈岳でたっぷり休憩。小千丈岳から富士山がしっかり見えますが、富士山にまとわりつく積乱雲、鬼の角のようにニョキニョキと・・なかなかみごとでした。（が今、富士山登っている状況だとどうなんでしょう？）
　ここから稜線漫歩しながら高度を上げていきます。高山植物 は、もう種類が少なくなっていますが、所々に。仙丈岳へもう一段登りをこなして、吸い込まれそうな藪沢カールを見ながら、緩やかに仙丈岳へ。
　頂上に着くころには、早くもガスがあがってきて周囲の展望は無くなってしまいました・・。 かなりたくさんの人が、登ってきていましたね。仙丈小屋へ下って、大休止。少し脱水気味でたっぷり水分補給したい所でしたが、仙丈小屋では水もジュースも売り切れでビールのみ販売。 やむなく紅茶を頼みました。
　馬ノ背を下り、馬ノ背ヒュッテへ。ここには水場があるので、たっぷり水分補給できました。 馬ノ背ヒュッテでは、「仙丈小屋は水場涸れたので、ここで補給を」と表示が出ていました。仙丈小屋に泊る方々は、ちょっと大変だったかも。
　藪沢に下り、ここから大滝頭五合目へのトラバース道に入りました。沢を数回横切って行きます。所によって、岩が濡れていて足元注意。 途中、藪沢小屋（営業していない模様）を過ぎ、登ってきた大滝頭五合目へ合流。周囲はすっかりガス。2合目から、右側への「テント場近道」を下ります。しばらくトラバース気味の下降。ザレた斜面あたりで、直進する道と右側に下降するジグザグ道と分かれますが、テント場へは右へ。しばらくジグザグ下ると、林道からテント場へ行く分岐点に降り立ちます。
　テント場に着いた途端に、ポツポツと雨。いいタイミングだ〜！しかし、すぐに止んでしまいました。またそのうち、雲間に青空も。今日のテント場は、昨日に増してさらににぎわっていました。夜には、お月さんも出てたな〜。

8月29日（日）

　本日は下山。朝一番の北沢峠発のバスに乗り、芦安駐車場に9時過ぎに到着。駐車場すぐそばの白峰会館は、今の時期、8時から入浴可、ということで、朝風呂でさっぱりして 、中央道の渋滞始る前にサクサクと帰宅。

まだまだ3000ｍの夏山が楽しめそうですが、高層雲とか・朝晩の冷気など、じわじわっとこれから訪れる秋の気配もそれなりに感じるようになりました。