鳥甲山

2009年10月19日 19:38山全体に公開

１０月１７日（土）

　明日、鳥甲山に登るべく、秋山郷に集合。小赤沢温泉「楽養館」の赤いお湯に浸かって

、和山温泉「雄山荘」に宿泊しました。日中は晴れていたけれど、夕方から雨・・・

。

１０月１８日（日）

　朝食前に、屋敷登山口に車を１台デポしに行く。前夜、雄山荘のご主人からイラスト地図をもらってはいましたが、ちょっとウロウロしてしまいました。秋山林道のトンネルを出た所＝屋敷から食堂の前を通って秋山林道に上がる道路の合流点に広い駐車地があり、ここにデポ。秋山林道のトンネルとNTTアンテナの中間あたりです。

　この日は朝から快晴！

朝食後、国道４０５号を更に奥の切明温泉の方へ行き、途中、佐武流山への入山地点をフムフムと横目で見て、ムジナ平登山口へ。切明温泉の前を通り橋を渡り、秋山林道の合流点から少し進むとムジナ平の登山口があります。ここはかなり広い駐車地となっています。テント張ってる人もおりました。

　登山口から最初はゆるゆる、次第にガンガン急登で鳥甲山稜線の一端に登りつきます。稜線や周囲の紅葉が盛りでした。

細い稜線は岩場多くなり、紅葉と少々のスリルを楽しみながらアップダウンしながらじりじりと高度を稼いで行きます。紅葉に彩られた白嵓ノ頭が圧巻。白嵓ノ頭を越えると、いよいよ鳥甲山が見えてきました。東面は紅葉の灌木帯、西面は針葉樹林帯といった堂々たる山でした。「カミソリの刃」と言われるナイフリッジは、距離は数ｍで思ったより短かったけれど、２歩目が外傾していて一瞬緊張します。しかし鎖が張ってあるし、ナイフリッジ自体を針金で大きなネット上に覆っているので、ずりっとしてもまあなんとかなるのかな？・・・
　鳥甲山への分岐点からは、一投足で山頂。朝の快晴から一転、ガスが上がり始めてきました。１パーティが休んでいて、静かな山頂でした。

　分岐に戻り、屋敷方面へ稜線を辿ります。こちら側は、樹林の様相もガラっと変わり、笹原・針葉樹林が多くなりました。昨夜の雨のためか、グシャグシャ泥道も現れます。
　緩やかに高度を落として、屋敷山鞍部から屋敷に下りますが、ここから再び紅葉の黄葉の中へ突入・・・。しかし、ガンガンと高度を落とす急下降・・。滑りやすい・・。嫌になるほど下ったらコンクリートの巨大堰堤（？雪崩よけ？？）が左側に現れ、ここから「登山道」の表示が頻繁に現れる。工事の為の迂回路なのかも・・。しかしこれがまた、トラロープが多々張ってあり、足元が不安定な急下降。２番目にコンクリート巨大堰堤が見えてきて、やっと平地に辿り着きました。やれやれ・・。ここからは広い作業道のような林道をくだって、秋山林道に降り立ちました。車デポ地の少し先でした。

　快適な秋山林道を走り、ムジナ平の車を回収し、またまた小赤沢温泉に飛び込んで、解散～。秋山郷の秘峰・鳥甲山、しっかり堪能させて頂きました。