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奥多摩・戸倉三山の臼杵山〜市道山を歩いてきました。沢登りで詰め上がってきた事はありますが、戸倉三山のエリア、尾根歩きで繋いで歩く事が無かったので、気になっていました。入山から下山まで、誰一人会わず(!)、晩秋の低山歩きを楽しませてもらった半日でした。

(記録は→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-51319.html)
駐車地に少々四苦八苦する秋川エリア、JR武蔵五日市駅に大きなコインパーキングができて、ここに車をデポして、駅前からバスで入山・下山してくるという手段が使えるようになりました。

この日、元郷までのバスに乗ったのは私一人だけ!申し訳ないけど、ありがたい。元郷で下車すると、バス停のある人家の間が即「登山口」。人家の裏の畑を仕切るようなフェンス沿いに、犬に吠えられながら(笑)登って行くと、杉林の中を沢状地形沿いに高度を上げていきます。沢地形から離れると、少々小広くなりますが、臼杵山の尾根に取りつくまで、薄暗い樹林帯を登る・登る。

尾根に登りつくと、臼杵山まではひたすら尾根を辿って行きます。次第に、灌木帯も時々交えてちらほらと紅葉も。緩急を繰り返しながら高度を上げ、2か所、TV中継アンテナを過ぎると、臼杵神社。小さなお社ですが、ちゃんと狛犬があって、この狛犬は「犬」みたいな「狐」みたいな・・・。両神山の狛犬は「山犬」だったから、まあ何でもあり、ということで。

神社のすぐ先で、荷田子からの合流点を過ぎ、ぐっと登ってまずは臼杵山山頂。東面が少し伐採されていて、この季節、樹間に展望がちらり。臼杵山から、尾根はアップダウンしながら最低鞍部まで結構下ります。このあたりは、杉が多いですが、すくっとした杉の木立を通して、ちらほらと灌木帯の紅葉が鮮やかに見えました。最低鞍部からはガシガシと急登。やっと尾根が穏やかになってきたら、笹平への分岐点があり、その先に露岩がやや多くなって市道山の山頂がありました。ここも東面斜面がかなり伐採されていて、黄色と緑に彩られた刈寄山や五日市市街方面が展望できました。戸倉三山の稜線は、市道山で90度東へ折れて続きます。
4年前に沢登りで、M山塾の仲間達と”小坂志川ウルシゲ谷沢右俣遡行〜市道山〜ウルシゲ谷左俣下降”した時、市道山山頂で、この年の「長谷川恒夫CUP」(=日本山岳耐久レース)出場予定のM山塾の仲間でもあった故Fちゃんがレースの練習しているのに、ぱったりと偶然にも行きあったので、市道山山頂はちょっと感慨深いものがありました。あの当時は、こんなに東面は伐採されていなくて、木々の中の山頂といった印象だったですが・・。
山頂から戻り、笹平への分岐から下降。杉林・林床は笹、次第に、左側は灌木帯・右側は杉林という感じの尾根をどんどん下降していきます。標高500m付近では、灌木帯が最後の鮮やかな紅葉を見せてくれました。

沢音が何となく聞こえてくると、尾根の末端を細かいジグザグで急下降。建物を右に見て、小坂志川に降り立ち、木の橋を渡り、枯れ葉と濡れて滑りやすい木の階段を登って小坂志川林道へ。沢登りアプローチで散々お世話になった小坂志川林道を辿り、笹平のバス停へ。数馬〜武蔵五日市駅へのバス便は、数が少なく、約1時間、ブラブラしてバスに乗車し、車のデポ地へ戻りました。
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