5月16日〜6月5日の本州の山旅を終えての感想。
過去2度本州での車中泊の長旅をしたが、今回は登山をメインとした旅。登ったのは10日(10山)。往路の北海道からの移動で1.5日、帰路の移動で1日、観光・雨などで登らなかった日は3日。残りはその気分になれずに登らなかった日。登った山の数に拘らないので、今回はまあ程よい(ちょっとだけ物足りない気持ちも少しある。)旅だった。
◎全般的な山の印象
・登山道の左右の笹の密度
東北で登山を始めたので住んでいる北海道で登った山はまだ少ないが、本州の山は北海道に比べ登山道の左右の笹の密度がとても少ない、ほとんど無い山も多かった。
笹が無い・少ないと木立で眺望は無いにしても日差しが差し込むので明るくて気持ちが良いし、カーブの先の見通しもいいので、北海道なら笹の密集で視界のないあのカーブを曲がったら熊さんなんかいたら怖いよねェという心配が不要なのがとても良い。北海道で登山者の少ない山に行く時は、レジャーじゃなくて度胸試しだなァこれはと思う事もある。山頂に着いても帰路を考えると落ち着かず素晴らしい眺望も楽しい山頂ランチのひと時もあまり楽しめないこともあった。
・山のゴミ
たまたまなのか山頂でゴミをかなり見かけた山が3つ(山頂ランチ後自分の周りのゴミは拾って持ち帰ったが)あったのが残念。北海道は一般道のパーキーングエリアなどは気分が悪くなる位ゴミが捨てられているが、山ではほとんどゴミを見かけない。本州はなぜか逆だ。
・登山口への案内看板
今回の旅も過去2度の九州・四国〜岩手の旅でも、本州の一般道に近くの山への登山口への案内看板があるのをかなり見かけた。北海道はほぼこれはない。
そこの自治体などが山を観光・レジャー資源と見ているのかそうではないのかの意識の違いかな?北海道はどうも全体的にその意識が低いと思う。こうした看板を設置するのは手間も経費もさしてかからないのにねぇ、残念だ。
・登れる(登山道のある)山の多さ。
北海道もかなりのエリアは山ばかりなのに登れる山の比率は本州に比べ格段に少ない。これは和人が住みだしてからの歴史が浅い、経済が虚弱なので遊んでいる余裕のある人が少ないからかな?特に歴史の観点から言えば、本州の里山もかなり険しい山も多くは古くからの信仰登山の歴史があるのが大きいと思う。今でも小中高の学校行事で登山はあるとは思うが、昔は成人になる通過儀礼や厄払いで一定の年齢を迎えたら必ず登る山が各所にあったらしい。
・登山者の体格
北海道に比べ山で男女とも体格のいい人を多数見かけた。これも北海道より経済力があるので普段から美味しくて栄養価の高いものを沢山食べられるためなのかな?でもその体形、登山にはかなり不利ですね(笑い)。
◎その他
・天気が悪く登山出来ない日の時間つぶし
関東以南は観光スポット/施設・文化施設が多く移動距離も少ないのでそうした日の時間つぶしが楽。東北はそうではないので厳し。温泉が多いので長湯が出来るタチなら半日温泉に浸かっているのだが、これが出来ないんだなあ〜
・車の運転の地域差(自分個人の感想、勿論、偏見はあります。人間ですから。)
長野は山坂が多いためか運転上手の人が多い。(九州の山間部もそうだった)長〜〜い下り坂もエンジンブレーキで一定の速度で下って行く。平坦な道路でも一定の速度でスムーズに走って行く。
悪口になるが東北は下手くそが多い。そんなにブレーキを踏みまくると車検の都度ブレーキ―パッドを交換でしょうね?という車や平坦な直線道路でも一定の速度で走れない、後続車が車間を詰めて「どけよこの野郎!!」オーラを発していても全くそれに気づかない・・・こんな車が要所要所に現れてKさんを困らせてくれる。これらに前を塞がれると諦めて車を止めて10分位休憩することにしている。
・サンキューハザード(自分個人の感想、勿論、偏見はあります。人間ですから。)
自分はどこの地方で運転していても片側一車線を走っていて後ろから迫ってくる車がいると大抵、減速し(停止し)路肩に車を寄せて先を譲ってあげることにしている。この旅行では多分4・500台にそうしてあげた。
が、譲られてサンキューハザードを出す車は大都市圏と都市部(県庁所在地)周辺だけ。東北では仙台近郊にのみ、まあこんなもんか教習所で教えないだろうからとは思うが、近畿・中国・九州では地方の中程度の規模の都市周辺でもかなりこれをしてくれる。されるとかなり気持ちがよい。されないと田舎者はしょーがないねぇなあと思う。
生まれてほとんど北海道暮らしで岩手にも最近4・5年暮らしたが、東北以北では譲られても何もしないで、前しか見ないでぼーっと車を走らせている人が多いんだなあ〜幸せだろうなあ自分のことだけ考えていればいいのは〜と思う。
でもですねぇ〜出来ることならそうした幸せな方々に、片側4・5車線の道路にビッシリ車が詰まっていてその真ん中の車線にいるのだが、どうしてもあと5・60m先のアノ交差点で右折しなければ!とういう、東京では日常的に起きている状況を体験していただきたいものだと思う。
・本格的なお蕎麦はどうしてあんなに固ゆでなのか、美味しくないョ
長野で2度、本格的に見える店構えのお店でお蕎麦を食べたがどちらも固ゆで・・・
その内の一店は歯と歯茎の強さの検査をされているかと思うほどの、「もう一回ゆでてください!!料金は倍払うから!!」と言いたいほどの固さ。・・・落語で江戸っ子が粋がってつゆをほとんどつけずに蕎麦をたぐるのと同じじゃないか?あの固さは?これが本当に美味とは到底思えない。
しかも、悪いことに隣にビジネスランチ中の3人連れがいて、「本格蕎麦」+「カレー」セットを食している。(カレー南蛮なら許せるが)蕎麦とカレーライスが合う訳ないじゃん!トドメで、その中の一人は外食チェーンのお偉いさん、残りの2人はご接待中の聞き役。お偉いさんがサライあたりに繰り返し書かかれているような蕎麦のうんちくと自社の蕎麦を勿体ぶった口調で語ること語ること・・・、お店の料金にはこんなウザい客に来られたことの不愉快賃も入っているのだろうが、他の客は何の見返りもない。このうんちくオヤジにウルサイ!黙ってさっさと喰え!と言える勇気が自分に欲しかった!
長野の蕎麦の固さとうんちくオヤジにやられた翌日、山梨でラーメン屋に入ったら麺のゆで加減の好みの希望を聞きますのでお申し出ください。と張り紙がしてあった。はじめての店なので標準のゆで加減がわからないので何も言わなかったが、このラーメンは程よいゆで加減。味もGOOD!ラーメンは妙な歴史がないからねえ、変な粋がりが無くていいヤと思った。
・も一つ食べ物の話(自分個人の感想、勿論、偏見はあります。人間ですから。)
東北の飲食店(自分が入れるのは庶民向けのお店だけだが)の味付けは概ねマズイ、特に国道4号線沿線は。旅行中は全国展開している店は極力行かないようにしているが、岩手に居た時思っていたとおりやはり東北エリアの味付けは×、美味いなあと思ったのは猪苗代湖付近のレストラン2軒位と沿岸部でのお刺身位。
今回の旅行での外れ1位は盛岡の威勢のいい定食屋で頼んだ豚の生姜焼き、肉の固さは超一流、ぐらついている歯があれば確実に折れます!相当筋トレをした豚さんでしょうきっと。味は勿論××
これからも長旅を繰り返すつもりだが、東北エリアでの国道4号線ではここ**カレー(マズイ+半日胸やけで苦しむ)以外の全国展開外食チェーンでのみ飯を食おうと思う。
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