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１足目は「ツオロミーブーツ」で
初めて山に登った時から今まで違和感なく履けている。
しかし、２年ほど経過してからもう少し軽めの登山靴が欲しくなって
同じモンベル社の「ティトンブーツ」を２足目に購入した。
これも、しっかりと足になじんで、とても履きやすくて重宝した。
役割的にはメインは「ティトンブーツ」を使用して
冬場のアイゼンを使用する時や、北アルプス等に遠征時には
「ツオロミーブーツ」を履くような感じで２足を履き分けて使っていた。
しかし、ほぼ週末ごとの山行なので
メインの「ティトンブーツ」は見た目がかなりボロボロに・・・
そして、「ツオロミーブーツ」もそろそろ５年となり
そろそろ経年劣化の可能性が・・・
それで、次には年中履くことができるような登山靴を購入しようと思い
３足目も迷わずにモンベル社の「タイオガブーツ」を購入した。
しかし、この３足目はどうも勝手が違い「靴ずれ」がおきるのである。
比較的に登山道が整備された山なら問題はないが
急登を歩くと踵（かかと）の外側に「靴ずれ」が起きてしまう。
モンベル社の登山靴はこれまでの２足ともに問題はなかったので
この登山靴も私の足にはあっているはずなのに・・・という思いだった。
それからは靴ひもの結び方を工夫したり、
インソールを交換したりといろんな方策を講じてみるも改善はされなかった。
やがて、私は決断した。この新しい登山靴は諦めて
今度はモンベル社の登山靴にこだわらずに
いろんな登山靴を試してみて、私の足にあった登山靴を探そうと・・・
たまたま平日に仕事の休みをとることができたので
さっそく、その考えを実行してようと電車に乗って
大阪市内の登山用品店を巡ることにした。
作戦としては登山靴選びのプロである店員さんの意見を参考に
たくさんの登山靴を試し履きして運命の一足を見つけることにした。
まず、１件目はまたもやモンベルの店。
目的はモンベル社の登山靴ではなく、モンベル社が取り扱っている
「ASOLO」と言う海外ブランドの登山靴を試してみるためだ。
店に入ってから登山靴のフィティングをしてもらおうと店員さんに声を掛ける。
まずは、測定器で足のサイズを測っていただく。
サイズは２３センチ。男性にしては小さい足だ。
そして、足を見ていただいてプロの目から見て判断してもらうことにした。
すると、足自体も小ぶりで踵も細いとのこと。
この店員さんはとても丁寧に対応してくれて
しかもなかなか登山靴への造詣が深くて
「この人に選んでもらったら大丈夫」と思えるような安心感があった。
会話をしているとこの店員さんも私同様に踵が細くて
それで、登山靴の選択には苦労されているとのことだった。
でも、この店員さんも愛用しているASOLOの登山靴は細身の足には合うらしい。
私にはどうだろうか？まあ、履いてみないとわからないので
私もASOLOの登山靴を履いてみることに・・・
希望は３シーズン用のトレッキングモデルと告げると
小さな足に合うのは「フィッション」と言う名の女性用モデルしかなく
それを履いてみることにした。
すると、どうだろう・・・ 今までにはなかったフィット感があった。
まるで、ぴったりと私の足に合わせて作ったかのようである。
しかも、足首に屈曲性があり歩いていて
踏ん張った時に靴の足首部分がしなる。この感覚も私好みである。
自分だけの感覚では自身がないので、店員さんにも確認してもらう。
登山靴の上から足を押さえてじっくりと眺めてから
「あっていると思いますよ・・・」と私に告げた。
「もうこの靴でいいかな・・・」と思ったが
まだまだいろんな靴を履いてみないとわからないので
「もう少し、いろんな靴を履いてから決めてみたい」と言うと
その店員さんは「他の店にも行って、たくさん登山靴を試して決めてください」
と快く返答していただいたので
他の店にも試し履きに行ってみることにした。
でも、この登山靴はとても私にはぴったりのように思えたし
もし買うならこの店員さんから買いたいと思ったので
数日後にその店員さんのおられる日にまた再訪する約束をした。
それから、その日は登山用品店を数店巡って２０足くらいは試し履きをした。
プロの店員さんに選んでもらうのが目的なので
「ライトなトレッキングモデル」とだけ告げ
あとは、計測器で足を計測して足の形を見てもらって
フィットしそうな登山靴を持って来てもらい
片っ端から登山靴を履いてみる。あとは自分の足に聞くのである。
店に行くたびにだんだんと、自分の足に合うモデルや好みもわかってきて
最後くらいになってくる「ライトなトレッキングモデルで細身のタイプで
足首に屈曲性があってサイズはＥＵの３８か３９でお願いします」
と具体的に言えるようになってきた。
フィティングしてくれる店員さんもいろいろと個性があって
基本通りに計測器で足を計測してから選んでくれる店員さんが多かったが
なかには足のサイズだけ聞いて、足の形や好みは無視して
どんどん登山靴を持ってきて「たくさん履いて決めてください」
と言うタイプの店員さんもいた。
プロの意見を求めたかったので履いてみて
「どうでしょう？合ってますか？」と聞くと
その店員さんは「人の足はいろいろだし、
好みもいろいろだから自分の履いた感覚で決めてください」と言われた。
「最初は乱暴な意見だな」と思ったがいろいろと履いてみて
「そうかもしれない」と思った。「最後は自分の足に聞くしかないんだ」と・・・
この日一日はたくさんの登山靴を試したり、店員さんたちと話をすることにより
登山靴の選び方や自分の足のことがわかった。
登山靴を購入する時には最初の１−２足目はぴったりサイズの靴を履く体験が
それまではないためにぴったりではなくて少し大きめの登山靴を選ぶらしい。
しかし、登山体験が増すごとに自然と歩行時に安定する
ぴったりサイズの靴を求めるようになってくるらしい。
私も今日一日、たくさんの登山靴を履いてみて
ぴったりサイズを求めるようになってきた。
私の足は細くて小さい。店員さんたちからのアドバイスを総合すると
「ＥＥ＋の幅で、サイズはＥＵ３８−３９」が適合サイズらしい・・・
細身の登山靴が履きやすくて、足首に屈曲性のあるものが好みだ。
スポルティバのデルタと言う登山靴も足にしっくりときたが
やはり最初に履いたASOLOの「フィッション」が一番私にあっているようだった。
しかし、慎重になっている私はあえてこの日は購入せずに
また数日後に改めて数足を試し履きしてから購入を決めることにした。
それから、数日後の日曜日・・・
私は「山」ではなく、また「登山用品店」へと向かった。
今日こそ新たな登山靴を購入するためだ。
その日も何足かの登山靴を試し履きしたが
やはりASOLOの「フィッション」の履き心地に勝る靴には出会わなかった。
それから、街中をぶらぶらと数時間歩いて
足も浮腫んできたであろう直後に約束通りに
数日前に１件目に訪れたモンベル店に再訪した。
そして、丁寧に接客してくれた店員さんとも再会した。
再びASOLOの「フィッション」を履いてみる。
女性用だがUKサイズの5.0 日本サイズの２４．０センチが
ぴったりと足にフィットした。
これで間違いないだろうと確信をもってその登山靴を購入した。
いい靴に出会えた満足感に包まれながら登山靴の入った買い物袋を片手に
ぶら下げて電車に乗りながら電車から窓の外を眺めた。
窓の向こう側には金剛山系の山並みが見えていた。
私の個人的な体験を長々と書いたが今回の体験を通して
登山靴選びに私が感じたことは・・・
1.登山用品店を訪れて、できる限りたくさんの登山靴を試し履きしてみること。
2.登山靴選びのプロである登山用品店の店員さんのアドバイスに耳を傾けること。
3.実際に試し履きをしてた際に自分の足に問いかけてみること。
4.それでも、実際に山に登って何度かは使用してみないとわからない。
それにしても、登山靴選びは奥深いものだ・・・
orisさん、こんばんは〜
興味深く読ませてもらいました。
靴の選択・・・これだけは難しいですよね。
商品変わると同じメーカーでも合わないことも。
また履き慣れるとよりフィットするものですが、慣れてきてから靴擦れ発生することもあります。
私のある一足も購入時はフィットしてましたが、
日毎に靴擦れが発生して、今では山行きには使用してません。
20足の試し履きと、後日改めてお店に参上・・・
さすがに今回は、超慎重になりますよね。
わかります！高価な山道具ですから・・・。
長いお付き合いと、沢山の思い出ができる靴になれば良いですね。
popoi さん
これまでは２足ともモンベルで問題なかったので
これからもずっとモンベルの登山靴で大丈夫だと思っていました。
試し履きをしたとは言え、何度か実際に山で履いてみないと
わからないというのも怖いですね。登山靴は高価ですからね。
冬用の登山靴なんて４万円くらいしますもんね。
それで、合わないとなると相当に痛いですね。
popoiさんも靴擦れ体験をされていましたか・・・
今回は私の個人的な体験ですが、靴擦れに悩んでいる人が
これを読んで参考にしていただけたらと長々とですが書かせていただきました。
「登山靴」は今度のオフ会のテーマの一つにしましょう。
20足も試しばきとは恐れ入りました。
例の店員さんの店には行かれずですか？
モンベルでもモデルが違えばもちろん、私はずっと気に入って履いているマリポサトレールでさえ、同じサイズでも世代でぜんぜん履き心地やキツさが違いました。
今履いているのはぴったりですが一年半くらいで履き潰しています。
私の回りでは自分の足の形に馴染むようになっているとかでｋｅｅｎを履くと辞めれないとどんどん愛用者が増えてきています。
ａｓｏｌｏというメーカーは知りませんでしたが、いい靴に出会えて良かったですね。
キバラーさん
今回はたくさんの登山靴を試し履きするために梅田の登山店を中心に巡りました。
なので、モンベルも梅田のALBI店に寄りました。
キバラーさんも登山靴はモンベル一筋ですが、
他にも足にぴったり合う登山靴があるかもしれませんよ・・・
と、購入意欲を刺激させていただきます。
登山靴は登山用具の中で一番重要です。そして、一番選択が難しいですね。
今回はいい勉強になりました。
それに登山靴のフィティングにはいい店員さんとの出会いも重要ですね。
個人的にはモンベルの例の店員さんに
キバラーさんがお目にかかれたのかその後が気になっています。
１１月２０日釈迦ガ岳登山でお会いしましたＵです、ＡＳＯＲＯ履いていましたね、私もモンベルばかりです、チョット気になってます。
Uさん
先日はありがとうございました。
いいチャレンジでした。それにお話もとても楽しかったです。
アゾロの登山靴は細身です。ですが小さな足の私にはぴったりです。
登山靴選びはホント難しいです。
体験からすると「足に聞いてください」と言うのが答えです。
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