先日、僕の勤める会社で全従業員が強制的に性格診断を受けさせられた。
性格診断なんて数十年ぶりだ。
この数十年の間に様々な事を経験した。
結婚をして父親になった。
仕事では様々なプロジェクトに参加し、それなりの結果を出し管理職にもなった。
自分で言うのは大変おこがましいが、この数十年で一回り大きくなり人格も変わったと自負している。
今回の性格診断を己れを知る良い機会と捉え、一問一問、正直に回答した。
数週間後、性格診断の結果が各自に手渡された。
まるで成績表を見るような緊張感を覚えつつ封を開け、目をさらにして読み漁る。
3分後、診断用紙をシュレッダーしたい衝動に駆られる。
どうひいき目に見ても結果は社会不適合者だ。
数十年前と全く変わっていないやんけ〜
(何故か関西弁)
軽い目眩を感じながら自分に言い聞かせた。
実は正直に回答しなかったのではないか?
問題を理解せずに適当に回答したのではないか?
まぁ、そんなことはあり得る筈もなく・・
そのようなことを考えるから、今回のような診断結果になるんだ…
でも、まあ前向きに捉えると(決して前向きに捉えられる結果ではないけれど)そんな社会不適合者な僕でも会社では真面目に且つ責任感を持って勤務している。
恐らく周囲の方々も僕に対して同じ認識を持っていると思う。
そう、そうなのだ。
僕は会社で何十年もビジネスマンというお面を被り人格を偽りながら人に接し仕事しているんだ。
ある意味、これは凄い。
そう、僕は凄いのだ!
しかし、そんな無理のある思い込み(自己催眠)は長い時間続く訳はなく虚しさだけが残る…