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2022年09月20日 11:51家族全体に公開

号哭(ごうこく)の日々

昨日、午後3時過ぎだった。妻の携帯が鳴った。
だがどうも様子がおかしい。
自身は居間で台風14号の進路情報に聞きいっていた。

台所で泣きじゃくる声次第に大きく、尋常じゃないのは直ぐに察しがついた。
なりふり構わず自分の感情をあらわにする妻。
気が動転しており身体はふらふら。
咄嗟に身体を支えて抱きしめた。
”逝っちゃった?”と涙がぐむ。
”何?何??!”逝っちゃった”
フランスのディジョンで暮らす長女とLINE電話で頭が混乱している。

“逝っちゃった?”ってまさか?え〜?!
“亡くなったのか?”え〜、! 信じられず聞きなおした。
やはり亡くなったとのこと。

この夏、バカンスの休暇で家族で帰省してくれたばかりだ。
学校へ通うのにピンクのランドセルを妻がプレゼントして喜んでいた矢先の事。
現地18日夜、食事をしている途中に、お腹が痛むとこぼしていたらしい。
翌朝、目を覚ますと悲しいかな息をしていなかったようだ。
誤嚥性肺炎なのか?。関係機関で検証中だそうだ。
食事が消化されず?に肺に入り呼吸困難で息を引き取った。
・・・さぞかし苦しかったであろう。
まだ6歳の女の子であった。
不可能だが、私が代われるものならいくらでも代わってやりたい・・・。

幼すぎる、なぜこうなった??悲しすぎて信じられない。
こんなことがあっていいのか?
この現実をどう受け入れたらいいのか?

4年前にこの町で娘と孫と三人で訪れたことがあった。
路地の真ん中で大道芸人に、”ブラボー!ブラボー!”と
大声でゲキを飛ばした孫だった。
人なつこい性格で物事をはっきりさせるバイリンガルで
フランス語もこの年齢ながら流暢にこなす、明るい女の子。
悲しすぎて、涙が止まらない。
信じられません。

下の孫は女の子でこの10月で3歳。お姉ちゃんが居なくなって、どんな表情をするのだろう??
そしてこの現実をどう受け止められるのか??
これも過酷すぎる。

誰も責められない。それぞれ一生懸命に生きている。
誰も責めることは出来ない。唯、もうひと声かけてあげて親身に寄り添って気にかけてあげてたら、、、。

親御さん、どうか傍にいられるときは近くで見守って声をかけてやってください。

そして子供たちの声を聴いてやってください。一緒に泣いたり笑ったり。
お願いします。

今までありがとう。楽しかったね、プール遊び、ディズニーランド。
どうかゆっくり眠って下さい。

何もできない我々。帰国を待つだけのこれまたもどかしい日々が続く。
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