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2013年、失速してしまった35km地点で、3.15ペースメーカーの風船に追いつくことができました。
試練の上り坂も無事にクリアし、グロスタイムはなんと驚きの3時間13分12秒! ゴールしてもまだ余裕がありました。
神戸のコースは平坦なイメージがありますが、35km地点からのバイパス上り坂は、夢を打ち砕くような激坂でした。サブ3.5を意識し始め、初めて3.5時間を切った2015年の篠山マラソンでは、雨と春の嵐による体の冷えもあり、なんとかギリギリでの達成でした。5回目のフルマラソンでようやく「走った!」と実感できた大会でした。
〈サブ3.15を達成できた要因〉
①不規則勤務で平日に自由な時間と環境があった
②1週間栄養ドリンクを飲み続けた
③山登りで心肺機能が向上.体重も3kg減少した
④25km以降の後半を意識した地道な練習
⑤レーシングシューズの導入
特に①、④、⑤が重要だと感じています。ただ、この環境は2015年で終わりでした。2015年が真剣にフルマラソンを走るラストチャンスだったと思います。
〈月間走行距離〉 ベース:120km レース3ヶ月前:200〜250km
1030mの周回コースを4分50秒ペースで丁寧に10〜20km走る
レース3ヶ月前から30〜40km走を後半ペースを意識しながら数回実施
練習の質を意識し、特に後半を重視
〈現在の実力〉
クォーター:43分前後(手元時計)
ハーフ:1時間34分前後(手元時計)
〈道具とこだわり〉
靴選びは最重要です。 サブ3.5以上を目指すなら、レーシングシューズは必須です。ジョギングシューズでは重く、40kmを走ると10分の差が出てきます。
2013年の神戸マラソンまではアシックスDSトレーナーを使用していましたが、レーシングシューズの存在すら知りませんでした。篠山マラソンからはターサーに切り替えました。ターサーは100gほど軽量で足の回転がまったく違います。雨の日でも水抜けがよく、気になりません。練習ではターサーがほとんどですが、たまにDSクラスで流しています。1000km以上走っても耐久性があり、2足を交互に履いてレースでは小さいサイズの靴で出場します。
シューズ:アシックス ターサージール3(155g)
ソックス:ファイテン
ウォッチ:SUUNTO
ウェア:山道具をそのまま使用
〈過去のマラソン記録(グロス)〉
2012年 大阪マラソン:4時間35分29秒
2013年 京都マラソン:3時間46分16秒
2013年 神戸マラソン:3時間38分41秒
2015年 篠山マラソン:3時間24分53秒
初マラソンの大阪では、ラスト2.195kmに16分もかかり、完全に25km以降のスキル不足が露呈しました。一方で、京都ではラスト2.195kmを11分台で快走し、あっさりサブフォーを達成しました。この頃からサブ3.5を目指し始めます。2013年の神戸ではサブ3.5を狙いましたが、後半で失速。ラスト2.195kmは13分台でした。
そこでスピード不足を痛感し、スピード練習を取り入れ、ターサーを投入したことでタイムが向上しました。サブ3.5の達成には多くの指導を受け、2年の修行期間が必要でした。
目標に向けて挑んだ篠山マラソンでは、雨と計算したレースプランを元に準備を重ねました。レース3ヶ月前から毎月の練習計画を立て、雨天でも練習を続ける覚悟が、サブ3.5以上を達成するために必要だったと思います。