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http://www.yamareco.com/modules/diary/163083-detail-119832
購入以来4年近くも整備しておりませんので、反射鏡にはうっすらと埃などが付着して当初の輝きは見る影もありません。
というのもこの望遠鏡、一人で運ぶにはとても大きく重く、クルマの荷台にも上手く収まらないという代物のため、同時期に購入した25cmのドブソニアンに出番を奪われて会社の置物になっていました。
それでも購入直後は屋上に運び出しては、夜な夜なその圧倒的な光量を堪能しておりましたが、もう3年以上ほったらかしです。
これでは千畳敷の澄み切った空気の中で、本来の性能を発揮できません。
まずは斜鏡を確認しましたが、こちらはずっと下を向いていたためか殆ど汚れも無く、今回はスルー。
次に主鏡を鏡筒よりセルごと取り外し、確認。
思った以上の汚れです。
30cm鏡ともなると厚みも結構あり、鏡だけで重量は6kg!
鏡をセルから外し、ぬるま湯の掛け流しの後、そっとティシュペーパーを載せて、その上から中性洗剤をドボドボと。
そのまま30分ほど放置。
ティッシュペーパーを外して、ぬるま湯を念入りに掛けて洗い流しましたが、まだうっすらと白いベールがかかっています。
すでに指先は柔らかく程よくふやけていますので、中性洗剤を指先に少し付けては撫で洗い。
これを万遍なく行い、その後はぬるま湯の掛け流しですすぎます。
そのまま乾燥させると水アカのシミが付いてしまうので、直ぐに高圧ブロアで水滴を吹き飛ばし、一時間ほど乾燥。
ピッカピカになりました。
その後は、元通り鏡筒に取り付けて光軸を調整し、出来上がりです。
これなら、標高2,640mで大活躍してくれることでしょう。