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そして10日。この日は朝から近くの山に行方不明者が出ていて、応援できることはないかと、関係機関に。すると一人が無事見つかり、その情報からある程度絞り込めるということで、応援は無用ということに。そのため、すぐ近くの岩岳の藪払いとパトロールに。もし応援の要請があれば駈けつけられる。倉見山よりヒルが心配だったが幸い何事もなかった。登っている時はまだヘリの音が響いていたが、やがて静かになった。きっと発見されたのだろう。きっと無事だったのだろう、と勝手に楽観していた。岩岳も倉見山同様展望のない山。一か所ガレ場でのみ能郷白山がよく見える。またシロヤシオも少しだが近くに生えている。最低限の枝払いをしたが、どうしてもシロヤシオの枝の一部を切った。昼頃下山して、捜索の状況を聞きに行くと、やはり発見され、捜索は終了したとのこと。どうでしたか?と聞くと「今は言えない。」とのこと。つまり、そういうことだった。昨年度からこの管内で山岳遭難が続き、左門岳や隣接する西台山でも数日後に発見され生還されている。今回も発見されたのだからきっと無事だったと勝手に期待していたが、残念な結果になった。遭難は他人事ではない。