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日記
昨日は御嶽継子岳で飛翔するライチョウを見た。今朝は文殊の森で行きも帰りもアナグマに出会った。そして今日、KOダムでニホンカモシカの遺体があるとの通報があった。昨年から今年にかけていったい何頭のニホンカモシカを「回収」したことか。なまじ特別天然記念物がために、一般的なケモノの遺体とは扱いが異なる。鹿だろうが、ハクビシンだろうが、猫だろうが命としては同じなのだが…。現場まで十数�辧Ｄ綿鵑任楼簑里六劼匹發如�側に親らしいニホンカモシカが離れずにいるとのこと。ブルーシートを積んで向かう。ダムの一番上に情報通り母親と見られる成獣が立っていた。よく見ると道路脇にまだ小さな子どもの遺体が横たわっている。はねられたようでもなく外傷は見当たらない。二人で近づくと親はやや離れたが、じっと見ている。実のところ回収にあたっては母親が攻撃してこないかという危惧もあったが、じっと見ているだけ。手を合わせ、回収する。まだ腐敗もしていなく硬直している。とても小さく2�舛發覆ぁ０簑里�きれいなのは母親がずっと離れず見守っていたからだろう。回収しなければきっといつまでも母親は離れずいるのだろうか。ちゃんと検死して丁寧に葬るからごめんね。といいながら軽トラに荷台に乗せる。カモシカは目の近くに匂いを出す涙腺のようなものがあるが、きっと母親はずっと泣きはらしていたと思われる。「引導を渡す」という気持ちになった。天然記念物に指定されていようがいまいが親子の情を目の当たりにした。合掌。
別離
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