今日は、そういうわけで久しぶりに、近所の高麗山に散歩に行きました。都市隣接の小さな山。スダジイやタブノキの森もあり、ニリンソウやヒトリシズカも咲いていたりするんですが、花はそうはないですね。特に先週と先々週の新潟では、野草や樹の花がそれこそ咲き乱れていたのですが、それとは全く比較にもなりません。今日ざっと歩いたところでは、カタバミとマルバウツギが咲いていた程度。まあ森林浴ができ、ウォーキングができるだけましと歩いていました。
ところがです。なんと、キンランが咲いていたんです。一株は、ほぼ花が終わっていて、もしやとは思ったのですが、花が萎んでいるのでよくわかりませんでした'(写真1)。そこから100mは離れているところにもう1株咲いていました(写真2,3)。どうみてもキンランですね。
しかも咲いていた場所は、この森でも最も人の多い、ベンチがある草地の道の脇なんです。この森でも一番公園みたいな場所で、たまに園芸植物が咲いていたりします。この森でも決して自然度が高いわけではありません。
誰かが植えたのかと疑いましたが、菌根菌と共生をする半寄生植物で、人の手による栽培は不可能とされているようなので、そうではなさそうです。この森で見られるという話は聞いたことはあるのですが、コロナ禍以降数年間通っても見つかりませんでした。もっとも、照葉樹林帯の中で、昨年、ギンランは見つけはしましたが。
ある程度の自然が残されている森なら、密度は低くても、それなりに花は咲いてくれるものなのだなあ、と身近な森を再認識したのでした。
「春を探しに★シリーズ」の最終回
春を探しに★中越・後編(八石山縦走でこの春の総括をする)→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5387106.html
キンランは本当に意外な場所にポツッと見つかることが多い気がします。里山で出会えるとうれしくなりますね。盗っちゃう人がいると困るのでそっと眺めています。
春を探しに★〜シリーズすごいですね。花巡り,回っても回ってもきりがありません。
ところで、岡山というか中国地方には、広島市と鳥取市と松江・出雲にしか行ったことがなく山は皆無です。大山や三瓶山には登ってみたいなあと思っていたのですが、どちらかというと低山の森を歩く方が好きなので、satopan7さんの記録を楽しく拝見させていただきました。岡山にも興味深い多くのコースがあるんですね。
関東でもお馴染みの花たちに増して、初めて聞く花が多くて、改めて地域によって違うんだなあと思いました。これまでは北・東の方に行くことが多かったけど、南・西の方にも目を向けていきたいです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する