80を少し超えたわたしの母親は膝の調子がよくない。先日靴(スニーカー)を買ってあげたときに、医者からすすめられたとのことで「ぺらっぺら」のインソールを取り出して見せてくれた。そもそも体重が50Kgを超え、直立歩行するヒトが、このうっすいインソールを着用したからといって良くなるわけはないと思う。
わたし本人の事情にかえってみると、膝痛に悩まされ色々なインソールを試しては、がっかりするときも多い。わたしの足裏は俗に言うベタ足で土踏まずが相当低く、しかもワイド。今まではローアーチと称されるタイプやソフト、軟性のタイプなどのインソールを試してきた。しかし、体重70Kgを超えて、時々標高1000m以上を登ったり降りたりする自分を、そう簡単に膝痛から解放してくれるわけはない。メカニカルには山登りは相当にハードで、これを支えるのは人体の中でも最もパーツが多いといわれる脚部の骨とそれらをつなぎ合わせる筋です。たかだか数ミリの板がこれらを補助して大きく歩行能力に貢献するとは思えない。
現在の一定の結論ではハイアーチのインソールを着用する。足を入れた瞬間は違和感があるくらいのもの、そして少しの時間ではイタ気持ちいいくらいのもの(苦痛は×)。大きな効果があるわけではない。しかし本来の脚部の筋骨パーツのはたらきを支持してくれると信じている。何よりも靴の中で足の位置が決まる、これはけっこう大きい。
母親とわたしでは、原因やメカニズムも違うので、あれやこれや試行錯誤する必要もあるかもしれないが、年末に母親とすこし話してみよう。
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