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▼GW中に久しぶりに高尾のバリエーションルートをやってみて、その時はあまり楽しさを感じませんでした。あの周辺でもまだやりのこしたバリルートがあるのですが、しばらくいいかなと。代わりに少し著名な山を、まずは難しくない普通の正規のポピュラーなルートで色々登ってみたい気持ちが強くなってきました。高尾の山には色々学ばせて頂いたのですが、もっと魅力的な山に挑戦してみたいのです。高尾の山は人工林が多く、景色があまり変わらないことに少し物足りなさを感じるようになって来たのかもしれません。
▼魅力的な山はいわゆる著名な山と重なる部分が大きいと考えています。で、著名な山の代名詞といえば、深田久弥が選んだ日本百名山がそのひとつであることは、議論の余地はないでしょう。日本百名山をできるだけ多く、今後の登頂目標に取り込んでみたいと思っています。
▼でも、百名山に強くこだわりもって登る登山家を、否定的に百名山ハンターと称し、拒絶する人が少なからずいるみたいです。別に他の人の意見に左右されることなく、自分の快楽を純粋に追求すればいいのでしょうが、せっかくなら自分の行動に否定的な人が少ない方がいいなあと考えるのも自然なことだと思う。
▼だからなんで拒絶する人がいるのか調べてみた。理由は色々ある様ですが、その中で一番自分の心にストンと落ちたのは、登山の過程を楽しまず、効率性だけを求めて頂上を登り、登頂したという事実だけを以って登山歴を誇っているからといったものでした。自分なりの解釈で例を挙げるとすれば、こんな感じの人かな。百名山にはケーブルカー等文明の利器が備え付けられている山も多いでしょう。それだけ多くの人を惹きつける山なのですから。で、ケーブルばっかり使って、ちょろっと登山、頂上の写真を取ってそれが私の山行実績ですとかアピールされても、共感はしないだろうなあと思う。まあ、自分はそんな登り方はしないだろうと思う。
▼あとは、山の基礎が出来ていないのにファッション感覚でいきなり百名山を目指すことに対する否定的な感情でしょうか。所謂形から入るとでも表現すればいいのかしら。これは耳が痛い。私なんかまだまだ学ばないといけないことがあるのに、背伸びして大舞台に出るこを望み、結果他の人の迷惑を掛ける可能性は否定できない。今後も自分の分をわきまえ、謙虚に学ぶことを忘れませんので、片隅を通ることをお許しいただければ。
▼それ以外にも否定的な考えや感情はあると思うが、それらは魔法の言葉、考え方は人ぞれぞれですからで、大方消化できるかな?百名山だけにこだわるわけではないのだが、魅力的な山の可能性が高い指標として積極的に使わせていただこうと考えています。
▼という訳で、今後しばらく著名な山のレコが多くなる予定。勿論、気が途中で変わることは否定できないのですが・・・。最大の敵は、女房からの兵糧攻めでしょうねえ。こればっかりは如何ともしがたく。多くないけどボーナス、出たんだけどなあ。
思うに「100名山」というカテゴリーに嫌悪感を覚える人は、それが自分とは関係ない他人が決めた100名山だからではないでしょうか。
山の世界で尊ばれる「自己責任」という言葉があります。
「100名山だから登る」という行為は、「登る山すら自分で決められない」という、最も根本的な自己責任すら放棄した状態に映るのかもしれません。
深Qという他人が、その主観のみで選んだ山をなぞることに、価値を感じられないのでしょう。
人には、それぞれ自身の100名山があって然るべきで、例えばあの人気の燕岳が、深Qの100名山には含まれていません。
自身の好きな山と異なる点があることも、100名山に共感を持てない要素となり得るのかもしれません。
とは言え、私のように専ら単独で山歩きを楽しむ者には、Webや本以外から得られる情報も少なく、100名山ブランドは、歩く山を選ぶ上で一つの指標としては悪くないと思います。
また、何か目標のようなものがあった方が、モチベーションにつながりますので、その点でも広く知られた100名山は良い指標となるのでしょう。
山の楽しみ方自体、人それぞれであって良いのですから、100名山に拘るという楽しみ方もあるでしょうし、誰かに迷惑をかけているのでないのなら、他人の楽しみ方に批判を加えるべきではないと思います。
かく言う私は、100名山を全く意識していませんが、100名山完遂した人のことは、率直にすごいなと感心しています。
TheDainagon さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
>>「100名山だから登る」という行為は、「登る山すら自分で決められない」という、最
>>も根本的な自己責任すら放棄した状態に映るのかもしれません。
ああ、なるほどですね。これは目から鱗です。私なりの解釈としては、危険でない山など無いのだから、事前に色々調べたりするする必要があるわけで、この山に登りたいという自分の意志がそういった事前調査への一番のモチベーションとなる筈。他人の情報のみを妄心・鵜呑みにして受動的にしか登山目標を設定できない人間は、どうしてもその辺の心構えが甘くなるのではないかといったところでしょうか。
>>100名山ブランドは、歩く山を選ぶ上で一つの指標としては悪くないと思います。
>>また、何か目標のようなものがあった方が、モチベーションにつながりますので、その
>>点でも広く知られた100名山は良い指標となるのでしょう。
私の拙い文章力では表現できなかったことを代わりに言って頂いた気がします。ありがとうございます。目標設定のきっかけというか指標として使いたい。それも少しウエートの高い指標として使いたいといった感じです。
TheDainagon さんは私と年齢もかなり近いし、お住まいもご近所です。これの何かの縁ですし、山のキャリアは私より遥かに先輩ですので、今後も色々参考にさせていただければと考えております。フォローさせてください。
本日はコメント頂きましてありがとうございました。
実は、17日に私も両神山へ行くつもりで準備も終わっていたのですよ。
ちょっと体調不良で中止しましたが。
もしかしたら、すれ違っていたかもしれませんでしたね。
私もまだまだ経験の浅い初心者ですが、少し背伸びをした山歩きを続けてきました。
その結果、槍(2回)も剱もなんとか(全部が雨の中でしたが)行くことができました。
ぜひ「ちょっと背伸び」をした山を充分な準備の下で楽しんでください。
こんにちは
はじめまして
冷静で感情的でない文面
それにご自分のことをしっかりと理解(把握)され、謙虚に山に向かう姿勢に共感致しました
我が家も百名山にはこだわることなく(技術も体力も経験もないので、そもそも無理なんですけどね(^_^;))季節に応じて夫婦2人で山を楽しんでいます
以前は多少の「背伸び」もしましたが、最近では同じ山に同じ時期に出掛けることが多くなっています
それでもその時々に山が見せてくれる「表情」は違いますし、十分楽しめています
山に向かう姿勢や考え方は千差万別
純粋に、かつ謙虚に山を楽しむ気持ちだけは忘れたくないものです
▼こんばんは、air_4224さん、コメントありがとうございました。百名山だけに登ることだけを目的にせず、されど百名山というお手本には敬意を払い、事故なく、楽しく、自分の山スキルが上達していけばこれが一番幸せなんだろうなあと思います。
▼群馬にお住まいの様ですね。高崎で集合して車でピックアップしてもらってどこかの山に連れて行ってもらうことが多いです。直近では、日光白根と尾瀬ヶ原に連れて行ってもらいました。その時、沼田IC近くだったと思ったのですが、特徴的なテーブルマウンテンが気になりました。調べてみたら三峰山と言うらしいですね。とても登りやすい山の様で、近いうちに登ってみたいと思っています。早速登る山リストに加えました。著名な山も意識的に目標としますが、興味の湧いた山にも当然登りたいとも思っています。三峰山登ったらレコすると思いますのでその時にまた、なにか有りましたらコメントしてください。ありがとうございました。
私には、何とも耳の痛いお話です。
登山歴4年のペーペーですが、百名山は33座登りました。群馬在住の私としては、日本百名山制覇の前に(恐らく、金銭的・時間的に無理)、群馬百名山制覇を目指しています(現在41座)。
どの山に登るか考えるのも面倒なので、取り敢えずは有名な山(?)に登っています。
まあ、理屈抜きで、楽しければ良いと思って、ほぼ毎週末登っています。
知合いの後輩の方が、昨年、「冒険登山のすすめ」という本を出版されました。”どうして、山に登るのか?”、”楽しいからに決まっているじゃないですか!”
全く、その通りです。
▼隊長、ようこそお越しくださいました。この前は色々お世話になりました。ありがとうございました。
▼隊長が100名山を優先的に登山目標にしていることは知っていますが、それは只登ったことを自慢するための目標ではないことは私を始め隊員全員知っています。本当に山好きでなければ毎週毎週山に登れませんよね。だから隊長は否定的に100名山ハンターと称される対象から端から外れていると思います。
▼2016年の建国記念日に、雪の大岳、鋸尾根をご一緒させていただきました。その頃はまだ、O登山隊に混ぜていただいて間もないころで、高尾山のバリルートが楽しくて仕方がなかった時期です。鋸尾根の天地山分岐で、当時の私には遥かに難しいルートと捉えていた天地山の話を致しました。そうしたら隊長、「バリルートもいいけど、百名山みたいな山を登った方が上達が早い」と言うような趣旨の話をされました。当時あまりピンとこなかったのですが、今になると少し分かるような気がします。後日天地山には登りましたが、それもその前に隊長に連れて行ってもらった裏妙義(100名山ではなく200名山の一部だけど著名な山であることは間違いない)での経験が自信の根拠となり、無事天地山に登り、下りて来れたのだと思います。
▼自宅から公共交通機関を使っても日帰りできる山をターゲットに登山計画を立てつもりです。両神の次は、至仏か男体か雲取あたりでしょうね。登ったらレコ書きます。また遊びに来て下さい。
a9310908さん、はじめまして。
アンチ百名山に対するご考察、大いに同感です。
私自身、深田久弥が選んだ日本百名山には共感できない面があり、全否定はしないけど、あれを全部登ったと自慢をされてもなぁ・・・という感じです。
まあ、その努力と信念には、ある程度の敬意はありますけどね。
とは言え、百名山に選ばれる山には、万人が認める何らかの魅力があるのも事実。百名山を追いかけるのも良いのではないでしょうか。
ただ、困るのは、登る人の多さに比例して、不愉快な事が多くなることです。
だから、最近行くのはマイナー所が多いです。
▼guchi999さん、コメントありがとうございました。
▼私も人混みが苦手ですので、例え著名ではなくても人の気配のしない深山に魅力を感じます。今まで低い里山でのバリルートで何回か、最初から最後まで全く人に会わなかったことがあります。この頃は秋田の山菜採りがクマに襲われている報道が続くので、ちょっぴり怖さもありますが、あの静けさは確かに何物にも代えられない貴重な体験で、経験した人としか共感し合えないかなあなんて思っていたります。あとはこの冬やった丹沢焼山登山口BSから蛭ヶ岳に向かうコースでしょうか。きっといつ行っても人居ないと思います。でも本当に良いコース。
▼なんて偉そうに講釈垂れてしまってから気がつきましたが、guchi999さん、大ベテランではないですか。もう、メジャーなところも、穴場も知り尽くしている方とお見受けいたしました。二子山も挑戦されているみたいですね。尊敬いたします。高所恐怖症なものですから。
▼近いうちにまたレコ書くと思います。もしよろしければその時にまた遊びに来て下さい。今日はありがとうございました。
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