▼本来新年一発目の日記であれば、ポジティブで抱負などを語るべきなんでしょうけれど、何を述べたら良いのか分からずはたと手が止まってしまう。じゃあなんでこんな日記を書き始めたのかと言えば、やることがないからである。うん、新年早々後ろ向き。明後日から仕事だなあなんて早くも憂鬱になっていたりすることも原因だけど、それだけが理由ではないのだろう。
▼気力が衰え始めているのではないかと少し心配しているからだろうなあ。体力のピークはおそらく20代前半で迎えた。知力のピークは30代中盤だったのではないかと思う。それぞれピークを越えたからと言って急激に衰える訳ではなく、経験という上昇力は小さいが衰えの来ない第三のエンジンがあるので、体力・知力・経験の総合力のピークがあるはずで、それが30代後半から40代前半に有ったのではないかと思う。じゃあ私は全てのピークを越えてしまったのか、後は落ちるだけなのではないか。でももう少しだけ人生を進んでいかねばならない。第四の牽引車が欲しい。
▼それが義務感・責任感に裏打ちされた気力だろうと思っていた。家族や後進、社会に対する義務・責任感、これで進んでいくはずだったのにこのエンジンがどうも上手く点火しない。いや、点火しているはずだ、出力が足りないんだ。加速が思っていたより少ないのだろう。自分のイメージと現実のギャップに少し戸惑っているのだ。ギャップを埋めるべくスロットルを今より開けようとしているのだが、それが色々きつい。気力が衰えているのではないかと懸念する所以である。
▼でも実際のロケットと同じで、第四のエンジンはどうしても大出力は期待できない。先の3つのエンジンが稼ぎ出した慣性によるスピードを殺さないことが主目的で、あわよくば少しずつ加速する程度の推力しかないのが当たり前なのかもしれない。フルスロットルにしてもいいけど、すぐガス欠になってしまうほど燃料も多く積んでないから、少しずつ大事に燃やしていかないといけないはずだ。
▼なんだ分かっているではないか。では、私が感じている加速不足に対する戸惑いは、今までの3つのエンジンの噴かせ方が足りなかった事への後悔そのものなのだろうか。多分そうなのだろう。でも今更どうしようもない。与えられた現実のなかで、これから最善を尽くさなければならない。少々頼りないロケットだけど、それでもどうしても軌道に乗せなければならない衛星を搭載しているのだから。
▼いつ気力エンジンをフルスロットルにするべきか、想定・準備しておこう。そして最後のエンジンをできるだけ長持ちさせるための保守点検作業も大事だ。気力・活力維持の為には趣味って大事だな。今の自分には山登りしかないねえ。こんなに続くとは思わなかったけど。山の仲間にも恵まれたことが一番大きいかな。
▼だから今年も沢山良い山に登りたい。いい仲間にも巡り合いたい。まずは登りたい山について書いてみよう。昨年中に宣言した通り甲斐駒には是非登りたいと思っているし、八ヶ岳にもまた行ってみたい。年末の登山で、2回続けて南アルプスが綺麗に見えたので、南アルプスに興味が出てきている自分がいることも分かっている。両神山の八丁尾根にも挑戦したい。西丹沢や道志山塊も試してみたい。発熱で行きそびれた谷川西黒尾根なんかも優先度が高い案件だ。金峰・瑞牆・甲武信も捨てがたい。GWはO登山隊で、至仏で尻制動橇をやる話が挙がっている。何だスラスラとやりたいことが出てくるじゃないか。大丈夫だ、今年も重力に負けることなくまだ飛べそうです。
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