温暖化の影響なのか、去年も今年も雪が少なく、雪国にしては比較的暖かいお正月になりました。
年老いた親は、今のところ雪寄せの仕事がなくて、いくぶんラクなようです。
今は東京に住んでいますが、子どもの頃は雪がたくさん降るこの土地の冬が大嫌いでした。
お正月の真っ青な空の下で繰り広げられる箱根駅伝や高校サッカーをテレビを見ては、窓の外のぼたぼたといつまでも雪を降らせる鉛色の空を、恨めしく思ったものです。
冬の遊び場といえばそりかスキー。
小学校高学年になると、市内のスキー大会に向けての強化練習がありました。
学校からスキー場まで板を担いで登り、暗くなるまで練習です。
一人ずつ滑べって行くのを先生がタイムを計りながら見ています。
滑ったら登り、また滑って登る。その繰り返しです。リフトは使いません。自分の足で登っていきます。
そして自分の番が来るまで、友達が滑るのをじっと待っていました。
吹雪いているときは最悪でしたね。
「シーハイル!シーハイル!シーハイル!」
練習の後、みんなで終わりの挨拶をする頃には足も手も冷たくてガチガチ。
またスキー板を担いで山を下ります。それでも泣き言ひとつも言わず、友達と帰ったものでした。
私にとっては雪山というのは登るところではなくスキーをするところでしたが、お山に登るようになり、美しい雪山の山頂と笑顔の登山者のお写真を拝見する機会が多くなりました。
きっと雪山に登った方だけが知ることのできる世界があるのだと思います。
私には山に登る体力も技術も気力もないので雪山には行けませんし、雪はもうおなかいっぱいなので、お写真を眺めているだけで十分ですが…
雪山に登られる方は、どうぞ事故のないように楽しんできてくださいね。
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