中国のＰＭ2.5事情

何年かぶりで中国に出張し　名古屋→上海→杭州→広州/仏山→北京と8日間かけて廻った。　日頃より　北京のＰＭ2.5がひどい状況だと報道されていたが　それを目の当たりにしてきた。
北京の街はスモッグの状況は別にして　オリンピックが有ったためか　見違えるほど道路や街並みが綺麗になっていたが、　スモッグのひどさは想像を絶するものだった。　北京より南西に約150Ｋｍ地点にあるサプライヤーを訪問したのだが、　その途中は北京よりもひどくスモッグが立ち込め、訪問した田舎町もスモッグに覆われていた。
一番目の写真は　北京にてホテルの窓より撮ったもので　太陽の輪郭が見える。隣のビルもひどく霞んで見える。　二つ目は北京からおよそ100Ｋｍ南西の高速道路上の写真、　三つ目は北京から約150Ｋｍ離れた田舎町での写真で　いづれもスモッグに覆われている。　北京とその近郊では　私はズーっとマスクのお世話になった。
また、　上海のサプライヤーは　上海のスモッグはかなりの部分が北方（北京など）より流れてきていると云っていた。・・・と云う事は北京から上海まですべてスモッグに覆われていると云う事になる。　もっと悪く考えれば　ひょっとして武漢や重慶の東部や　長春などの北部も同じように汚染されているのではないかと思えてくる。
この広範囲に及ぶ汚染のひどさはもはや中国だけの問題ではなく　地球規模で考えないと後世に悔いを残すことは間違いないだろう。　　（とは云っても　”地球の温暖化”に至っては　もはや止めることができない事態に陥っていると思うけれど・・・・・）
かっては公害に苦しんだ日本だが　今回の旅で日本の良さを　再認識した。