昨日、両親を実家に送って行った。帰る高速の途中、山の稜線の上に広がる雲は輪郭がぼやけていて、雪になってるのがわかった。
一昨夜のフィギュアスケート男子の高橋君の演技を見てた。素晴らしかった。
順位とか勝敗とかでなく、演技の素晴らしさに魅せられた。素晴らしい集中力と表現力に、素晴らしい演奏を聴いているようなそんな錯覚に落ちた。
スピード感と雰囲気。雰囲気を作るのは練習と集中力だろう。何より、スピードのある短いパッセージの動きの中に溜めがある、緩急がある。数分の1秒の一つの動きのなかで加速し減速する。
ムローバさんのバイオリンを聞いているようだった。8分音符の中に緩急があり表情がある。まさにそれを思い出した。超一流の人のそういったパフォーマンスを支えるのは、膨大な量のトレーニングと試行錯誤なんだろう。
走ることが奥が深いのは、無駄のない一歩を積み重ねたいからだとずっと思っている。寄せる波や、炎や、川の流れを見ていて飽きないのは、その美しさがあるからだと。
スポーツは芸術としてあんな風な演技が可能なんだ、と改めて思った。
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