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引き続き、あまりためにならないような骨折、リハビリ記録をしたためていきます。万が一骨折し、どうすればってなったら少しでも参考になれば幸いです。
【これまでの日記】
ついに骨折 2021年7月25日
https://www.yamareco.com/modules/diary/187099-detail-245777
【正式な病名】
・右脛骨遠位端関節内骨折(内くるぶしと脛骨の骨折で、骨折面が関節内に及んでる)
・右足関節外果骨折(外くるぶしと腓骨の骨折)
つまり両側のくるぶしの骨折で、関節内にまで及んだ骨折です。※写真1に手術前のX線像
ちなみに関節の間隔も広くなってしまってたので、保存療法は即却下でした。
入院期間が長い理由は単純に独身で一人暮らしである程度自立できる状態(1/3荷重が許可されるまで)にならないと退院が許可されなかったためです。免荷期間も関節内骨折なので、4週と長めになります。
【要点等】
・荷重OKになる前も動かせる範囲でとにかく動かし、マッサージしたほうがいい。
・荷重OKになったらとにかく荷重範囲内で足首に負荷をかけたほうがいい。多少痛くとも。(骨が痛いのはアウトっぽいですが)
・退院後、調理が面倒ならNo○hとかの宅配お惣菜が便利かと。ややコスト高ですが。(カロリー計算もしやすい)
・整形病棟は総じて食事のカロリーが高めなので、ちょっとでも多いと思ったら予め伝えておいが方イイ。動かないのに2,200kcal/日とか食わされるのはちょっと...。(1,800kcal/日に抑えてました)
【術後1週目】
1週目前半と術以前については前の日記の通りで、この週については前半は痺れと痛みとの闘いで、術後3日経過するとようやく痛みは治まり始め、痺れもとれはじめて夜寝れるようになった感じです。その間リハビリはというと、患側の足が拘縮して固定されるのを防ぐのと、血栓予防でひたすら足指、足首を動かせるだけ動かす感じです。また、筋力の低下を防ぐため動かせる部分は全身くまなく筋トレ、ストレッチです。これはリハビリ時間以外にもベッドの上でできることは全てやってました。
仕事はテレワークで対応です。WEB会議もやったりで、そんなに困ることは無かったです。
三食決まった時間に食べて、決まった時間に運動して、その他の時間は仕事して、夜9時には寝るという生活です。プリ○ンブレ○クしたい。心がちょっと萎れます。(シャワーに入れない週だったというのもあるのでなおのこと)
【2週目】
やることは1周目と大して変わらず。
拘縮で思うように動かない足首に不安や苛立ちを感じたりというところでした。ただ喜ばしいことに、ついにシャワーが解禁となり、少なくとも週に2回は入ることが出来るようになりました。エアコンが効いている病棟とはいえ運動したりすると汗はかくし、代謝もまだまだ正常な30代ではあるので、身体を洗うことで文字通り心も洗うことが出来た感じですね。健康だった時はそれこそ毎日作業的に入っていたものでも、それが出来なくなって初めてありがたみがわかるというものです。
【3週目】
3周目ともなると環境に適応し、日々のルーチンワークはそつなくこなせるようになり、また、わずかながらにも拘縮が解消していき可動域が増えてくると喜びもあったりです。シャワーについては週2回から、3回になんとか変更してもらうことが出来、我儘を聞いてくださった病棟には感謝感謝です。
なお、この週で抜糸となり、ようやくまざまざと自分の足首に入ったメスの痕を確認できました。案外綺麗なもので、痕は当然残るにしても場所が場所だけに気が付かれることは無いでしょう。ましてや男子なので、美容的な方面での外面はさほど気にしてませんし、気にすることはこの先もあまり無いかな...。
抜糸したことで一応の急性期治療は完了となり、急性期用病棟から地域包括ケア病棟への移動となりました。ちなみに筆者30代ですが、包括ケア病棟全体では超がつくほどの若造で、ぱっと見でも平均年齢は70代後半って感じでしたね...。
【4週目】
病棟が変わってもやることは変わらず。段々退屈になってきます。足首もようやく上向きはマイナス5度、下向きは45度ぐらいまで動くようになりましたがここからは中々可動域が広まらず、再び焦りを覚える感じでした。
この週は丁度お盆前となっており、外を見ても毎日天気が悪く、肌寒さも感じるようで「ああ、大分早く夏が終わったか」と、一抹の寂しさを感じたりしてましたね。窓の外にときより見えるトンボは涙をさそうものでした...。
【5週目】
ようやく免荷解除で、トゥータッチ荷重が許可されました。つまり、右足を地面にわずかでもつけることが出来るようになったわけです。
リハビリでトゥータッチした瞬間は、かのニール・アームストロング船長の言葉をもじって「人間にとっては小さな一歩だが、自分にとっては偉大な一歩だ」と軽くジョークを飛ばせるぐらいには浮かれました。
骨折部や関節部の痛みは特になく、拘縮した筋肉を伸ばす痛みぐらいだったのもあり、思った以上に経過は順調なんだと体感できた瞬間でもありました。ただ、荷重をかけることでやはりボルト部分が少し違和感を感じるようになり、そこだけはこの先も悩まされていく感じかなと、ちょっとだけ残念なことがあったのも確かです。骨がちゃーんとくっついたらとっとと抜釘しようと強く思う。
朝起きてすぐ、そして夜寝る前に座ったまま右足を地面にくっつけて踵側を上げ下げする運動と、指を上げる運動を行うことができ始めると、一気に足首の可動範囲は広がりました。トゥータッチ開始3日ぐらいで、上向きはプラス5度、下向きは50度となり、浮腫もかなり引いたため大分「足」らしくなった感じです。(写真2枚目)
【6週目※この日記時点】
6周目に入ってトゥータッチ荷重も終わり、1/3荷重開始となり、退院の許可を得ることができました。以後はリハビリは自分で行い、週1の外来リハビリと月1の外来診療っていう流れです。診療間隔が長い気がしましたが...。
やることは大して変わらずで、今までやってきたリハビリを自宅でするぐらいですね。ついでに毎朝15分〜30分ほど散歩でもしようかと考えてます。(雨が降らなければOKの許可有り)
【帰宅後】
家に帰るにあたって不安だったことは、1カ月以上も空けていたため、「ポストが肥満になっちゃいないだろうか」ということと、虫とか湧いてないかなということでした。
ポストについては案の定、詰めこまれまくったチラシやらで満杯どころか、宅内側に溢れており、苦労しながら整理する羽目に。虫とかは無く、入院前の状態と大差なかったので、掃除機がけはむずかしったのでハンドワイパーで軽くお掃除して、空気を入れ替えた後、試しにコンビニまで往復2kmほど松葉杖で歩いてみたり、スーパーで買い物したりしてました。スーパーの帰りしなに遠くに見る浅間山は、まだまだ遠いですが、間違いなくまた行けそうなので、今は見るだけでも満足です。
【これから】
これからは病院と違って食事は自分で用意しなければなりません。(洗濯は院内のランドリーで自分でやってた)
よって栄養管理等も自分でやっていくことになるのと同時に、しばらくはお酒も控えておこうかと思います。酔っぱらてこけて病院に逆戻りとか死んでもイヤですからね、杖が外れて完治するまでは、我慢継続です。
次は杖が外れたころに、日記更新になるかと思います。
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