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2021年の7月上旬に右足関節骨折してからこのシリーズもpart.5を迎えたところ抜釘手術が成功し、予後も問題なさそうなので闘病生活は終了となりました。
日常については言わずもがな、登山も特に問題はなく、フリークライミングもバックカントリースキーも何だってできます。ただやはり抜釘してもわずかばかり違和感は残るかつ、一度眠ってしまった神経は完全に起きるまでは少々時間がかかるようで、わずかに応答性が悪く、無意識的に右足を庇う状況が続いてますね。まぁ気長に治していく、です。
【これまでの日記】
ついに骨折(足首骨折完治までの記録 part.1) 2021年7月25日
https://www.yamareco.com/modules/diary/187099-detail-245777
ようやく退院(足首骨折完治までの記録 part.2) 2021年8月22日
https://www.yamareco.com/modules/diary/187099-detail-248139
とりあえず日常に戻る(足首骨折完治までの記録 part.3) 2021年10月02日
https://www.yamareco.com/modules/diary/187099-detail-251331
登山復帰(足首骨折完治までの記録 part.4)
https://www.yamareco.com/modules/diary/187099-detail-255637
【お写真】
1枚目:抜釘後のレントゲン写真。穴は3か月程度で見えなくなってくるらしいが、2年ほどは残るとか。(骨が入れ替わるのが2年サイクルのため)
2枚目:埋まってたボルトとプレート。にほいは生臭かった。
3枚目:先日攻略しに行った城山のバトルランナー。高度感がすさまじく、怖いやら楽しいやら...。
【術後19周目〜抜釘手術前迄】
抜釘手術は2022年7月12日の火曜日に実施しており、それまでの生活はというと登山を始め、バックカントリースキー、フリークライミングという感じでした。今年度に入ってからは登山というよりかはフリークライミングの方に熱が入ってしまい、あんまり登山に行く機会は無かった感じです。よって、心肺機能は如実に低下しており、手術前には「ひょっとして赤岳も登れないのでは」という妙な焦りがあったり...。
バックカントリースキーもあまり多くは行っておらず、というのもブーツを履くとプレートとボルトが若干干渉して痛みがあったため、気持ちよくハイクアップはできなかった感じですね。よってフリークライミングがメインとなり、晴れれば週末は外岩、雨が降ればジム、そして平日は仕事が終わったらジム通いっていう感じの生活になりました。成長はゆっくりで、抜釘前には外岩は5.10cは登れるようになったかな...っていう感じです。目指せ年内5.11a。
【抜釘手術〜退院迄】
抜釘手術は前回骨折時整復と違い、腰椎麻酔で意識がある状態での手術でした。手術前に麻酔科の医者から「いやー前日やった手術では高校生男児が麻酔注射時に痛くて泣いてたよ!覚悟してね!」と満面の笑みで言われたりしましたが、「でぇじょうぶだ、痛みには慣れてる」と適当に返しておきました。(内心戦々恐々)
実際に手術の時間になり、麻酔を打つわけですが痛いには痛い、が、耐えられんほどではない!なんならやや狭いハンドサイズのクラックにジャミングバチ効きしてフォールしかかるほうが痛い!みたいな、よくわからない比較をしてたら麻酔完了。徐々に足から感覚が失われていくのは結構気持ち悪かったです。そのあとも痛みはないけど足を切られるような感覚や、ボルト、プレートを外す感覚のようなものがあったりで、始終しかめっ面が続くような手術で、全身麻酔は偉大だったんだな...と改めて思う次第でありました。まぁ安全面から言えば腰椎麻酔の方が良いそうなのですが...。
手術は1時間半程度で終わり、病室に戻されました。麻酔が切れるまでは飲食は禁止ということで、理由としては麻酔が原因で具合が悪くなることがあるためとかなんとか。まぁしかし恨めしいことに自分の胃は元気なもので、空腹のほうがきつい状況になってしまい、結局麻酔が切れきる前に通常食をいただくことになりました。
食後には麻酔も徐々に切れてきてるのが実感でき、そろそろ激痛が来るかなと身構えてましたが...これまた麻酔が完全に切れても痛みは大したことがなく、結局術後に飲んだ痛み止めはロキソニン1粒で耐えきれてしまった感じで、処方されたロキソニンとムコスタは大量に余ることに。その日はそのままその1錠を飲んで朝まで爆睡しました。
次の日には診察と創部の消毒の後、抗生物質を点滴後に自立して退院して帰宅となりました。最短1泊2日ということでしたが、大抵の患者は痛みやら麻酔の副作用やらでなんだかんだで平均2〜3日は入院という話だったんですが、ここまでケロっとしてる奴は珍しかったようですね。ちなみに手術費、入院費併せても5万円もいかなかったです。抜釘手術用にプールしてた予算の3分の1程度だったので、残りの3分の2はクライミング用品に消えていったとかなんとか。
【退院後】
さすがに痛みはゼロではないので、2〜3日はおとなしくしてました。ただ、4日後は歩いても違和感も何もなかったので、普通にクライミングジム(トップロープ限定にはしたけど)行ったり、歩いたりしてました。
術後2週間後には抜糸となり、その日同時に足の動きの確認で問題ないことが確認できた時点で、本当の意味での治療はすべて終了でした。
以後は日常に戻りつつ、二度と同じような事故は起こすまいと日々精進に励み、また歩き山行でも決して無茶しないように意識づけて山と向き合ってます。特にフリークライミングについてはこの先バリエーションをやっていく上では絶対に必要な技術だと確信したので、まずは5.11台をコンスタントに登れるようにならないといけないと感じてます。
なので、ここ最近はフリーばっかりであまり山行記録がアップできない状況が続きますが、2023年には徐々にバリエーション登山にも回帰していく予定なので、またぼちぼちと記録を共有していきたいかと思います。
多くの方にご迷惑、ご心配をおかけしましたが、各位からの励まし、協力によりまた山に戻ることができましたこと、ここにお礼を申し上げます。これにてこのシリーズは終了とさせていただきます。〆
登山靴を履いて、足首のプレートと靴に違和感でたら、、と不安です。。
松葉杖ですが、、先を思うと焦り、不安ばかりの日々です😆
こんにちは。
違和感が出るかどうかですが、やはり体内に本来ないものがあるため、大なり小なり感じます。
(そして抜釘しても数年は違和感を感じることがあります。私は最近ようやく感じなくなりました。)
抜釘するかどうかは主治医とよくご相談されるのが良いかと思いますが、年齢が一つの条件にもなります。(例えば若年の場合は安全性が確認されているとはいえ、将来的なことを考えれば抜釘した方が良い等)
ただし、抜釘もタイミングがあるようで、少なくとも装着後1〜2年以内に外さないと骨と癒着してしまい、外すことができなくなるようです。
まずは今現在もまだ闘病中かと思いますので、焦らず、じっくりと治した方が良いでしょう。私も色々不安でしたが必要以上に身構えておけば、案外あっさりだった時に大きく安心できるものです。
抜釘するかどうかは主治医と方針が合わないようであれば、セカンドオピニオンという手もあります。
参考となれば幸いです。まずはご自愛くださいませ。
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