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日常については松葉杖が両方取れた時点で取り戻せましたがそこから非日常を取り戻すまでは更に1か月以上必要になります。焦って取り戻すのを急ごうとすると再骨折することがあるようなので、医者の指示に従い、無理のない範囲で無理をして(?)体力を戻すことだけを優先しました。
【これまでの日記】
ついに骨折(足首骨折完治までの記録 part.1) 2021年7月25日
https://www.yamareco.com/modules/diary/187099-detail-245777
ようやく退院(足首骨折完治までの記録 part.2) 2021年8月22日
https://www.yamareco.com/modules/diary/187099-detail-248139
とりあえず日常に戻る(足首骨折完治までの記録 part.3) 2021年10月02日
https://www.yamareco.com/modules/diary/187099-detail-251331
【はしょったリハビリ内容】
・術後〜荷重許可開始迄
患側は絶対安静のため、大したことはできませんがギプス固定でなければ術後の次の日から動かせる範囲で関節、筋肉トレーニングが始まります。※ただし、自力で動かせる範囲で、絶対に外部からの力が加わってはいけません。
その他、身体の問題ない部分についても筋トレ、ストレッチを行います。
・1/3荷重〜1/2〜2/3荷重
少しづつ患側に荷重をかけ、失った筋肉を取り戻すトレーニングが始まります。筋トレであれば、1/2荷重から両足カーフレイズ、スクワットがメインになります。ストレッチはこのあたりから結構きつくなってきます。特に足底筋についてはガッチガチになってるはずなので、涙目になりながら剥がし強行です。
・全荷重OK
片足カーフレイズ、ブルガリアンスクワット等で痛めつけ、筋肉痛を感じない日等ないくらいには追い込み始めました。ストレッチも同様。拘縮をほぐすマッサージも続いてますが、このあたりで行うマッサージはしぶとく残ってる拘縮をほぐす系なので、かなり痛いです。それこそ拷問かと思うくらいに。
散歩からウォーキングに移行し、階段があればそこでひたすら昇降トレーニング。これはかなり効くので、ご近所の階段スポットを探しておくとよいかと思います。ただし、夜中にやると怪談(階段だけに)扱いされる可能性があるので、明るい内にやろうな!
【写真】
1枚目:術後16周目(10月中頃)のX線像。仮骨のカルシウム密度が高まってる〜。
2枚目:術後19周目ののジョギングタイム。やっと6分台に戻れた。
3枚目:術後19周目の前掛山山頂。記録は以下から。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3769502.html
【術後12周目※前回からの続き】
全荷重OKとなり、いよいよ片足立ちが出来るフェーズにまで戻ってこれました。長ーく世話になった松葉杖も当然おさらばで、動き回れる範囲がぐっと広がり、特に階段の昇降にかかるストレスは一気に改善されます。
一方で、驚愕に値する事態にも遭遇。何かというと患側の足だけでのカーフレイズ(踵上げ)が全くできず、健側だけであれば100でも200でもできるものが、10回もやるとブルブル震えてギブアップという、恐ろしい事態でした。それだけ筋肉は弱ってしまっており、こんな足では山にはとてもとても...。11月には山に戻るぞと意気込んでましたが、内心この瞬間は非常に焦ってました。
兎にも角にも失われたものは戻さなければならないため、筋トレメニューを改良し、徹底的に追い込むことを誓いました。加えて落ちてるであろう心肺機能も戻すべく、プール通いも開始です。
10年以上ぶりに泳いだプールですが、1500mほど泳いだところで電池切れになり、自宅帰ってちょっと横になってからの記憶が全くなく、気がついたら仕事に行く時間だったということが1回ありましたね...かなりビビりました。
【術後13周目〜18周目】
患足側だけで自身の体重を支えることが出来ないことに兎に角ショックだったのと、すさまじい焦りを感じたため、兎にも角にも失われた筋力を急いで戻すべく、徹底した筋トレを開始しました。例え痛みが出ても「電気信号にすぎん!」と自身をごまかしてリハビリに専念した感じです。一方で、落ちた心肺機能については水泳で着実に戻しつつ、ウォーキングもまぜつつ、近所の神社の階段(77段)をひたすら上り下りして鍛えた感じですね。これはかなり効きました。特に筋トレにも効果が絶大だったようで、僅か2週程度でかなり右足の筋肉が戻ってきたことを実感できました。
術後16周目の診察で、X線像を確認すると仮骨がはっきりと見えるようになり、担当医師からも「そろそろジョギング再開しても良いですよ」とお墨付きをもらい、久々に4kmほど走ってみました。ペースは平均8分台だったかな?それが限界でしたが思った以上に走れたことに驚くとともに、感動を禁じ得ませんでした。秘蔵のワインを一本空けるくらいには浮かれてしまいましたね。(走った以上にカロリー摂取して罪悪感が...)
ジョギングが出来るとわかれば、ハイキングにも復帰し始めました。徐々に負荷をきつくしていく計画として、霧ヶ峰から始まって、最終的には17周目に荒船山を歩いて、「これは登山も行ける気がする」と確信したのでした。
【術後19周目】
そして19周目となり、かなり逡巡しましたが登山復帰の試金石とすべく、浅間山を天狗温泉から往復という計画を実行しました。
結果は予想以上に歩くことが出来、完登し、危なげなく下山することが出来、危惧していた激しい筋肉痛や腱の痛み等は出ることは無く、やっと「山に帰ることができた」と実感できました。
7月の上旬にクライミングで受傷して大手術を経て登山復帰するまで4か月でした。怪我の具合からして時間がかかったのか、それとも早いのか、わかりません。ただ多くの人の協力と、「絶対に山に戻るのだ」という意志で戻れたことは間違いありません。同程度に負傷された方も決して諦めずにリハビリを続けて行けば、山に戻ることができると思います。焦らず、しかし確実に戻していく。これが一番大事かなと思います。
ひとまずこの骨折からの山に戻るまでの記録は一旦は〆となります。以後は骨折する前と同じく記録を載せていくことになります。次回更新は恐らく抜釘手術をするタイミングになるかと思います。何時になるかは不明ですが、2022年のGW前後には抜釘したいかなーと考えています。
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