私は、山で疲れてくると時たま錯覚してしまいます。
木の枝が鳥に見えたり、切り株が狸に見えたり、岩陰が熊に見えたり。
大体が、近づいてみると錯覚だったことに気付くのですが、一度だけよくわからないことがありました。
レビューにも投稿した11月の早池峰縦走。この後半、あと少しで最終ピークといった時に、大きな岩の上に座っているおじさんを見ました。
このシーズンに自分以外にも上っている人がいるんだなと思いました。
そこに至るまでのコースにトレースは全くなかったので、早池峰から鶏頭にむかっているのかなと思いましたが、それには少し遅めな時間でした。
それから約40分で山頂に着きました。しかしそこにもトレースはありませんでした。
降雪もなかったので不思議でした。
たしかにあのおじさんは岩の上に腰かけてコーヒーか何か飲んでいるように見えました。また時折こちらを見ているように思いましたし、進行方向にいたので何度か見えたのですが、普通のおじさんでした。
いつかまた会えたら雪面にトレースを残さず歩く方法を聞いてみたい

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