|
学生の頃は、沢登りをしていたので、遡行もバリルート登山と言えるかもしれません。当時はバリルートって用語はなかったように思いますが、特に疑問も感じていませんでした。
先達が地権者との折衝を行い、開拓し整備した登山道は登山者の財産でもあります。でも、バリルートで登山するっていうのは本来ある登山道じゃないところを歩いているってことですよね。果たしてそういう手順をすっ飛ばして登ることに何の意味があるのでしょうか。
問題点として
�，△�らかに自然破壊である。
�▲丱螢襦璽箸貌Г濱廚�残り、他の登山者の道迷いの原因となる
��バリルート登山者が遭難する可能性が高い
ことがあると思います。確かに経験者には刺激あるおもしろい登山かもしれません。でもスキーのコース外滑走と同じで、世間から批判されることを承知の上でやっているとしか思えません。
登山は自己責任っていうけど、批判されるのは登山者全体です。レコでバリルート登山を見るたびに「？」を感じる今日この頃です。
こんにちは
「バリルート」という用語は使いませんが、登山道のない尾根などを歩くことが多いので、興味深く読ませていただきました。
�，�ら��の問題点は、登るべきではない理由としてはほとんど意識していません。踏み跡が問題になっている個々のケースをとりあげるというのであれば話は別ですが。一番の問題は、土地の所有者などが入山を禁止している場合だろうと思います。私の知る範囲では、尾瀬の景鶴山がそれにあたるようです。
http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=225
このような事情の明らかな山に登りたければ、あらかじめ地権者に問い合わせ、許可がえられなければあきらめるしかないと考えます。その場合、ほかの人たちが登っていることは自分が登ることを正当化しません。それが「自己責任」で判断するということだろうと思います。
shiremonoさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
入山を禁止している箇所への登山は論外だと思います。
その上で、禁止はされていないが歩くことが妥当か否かという箇所もあると思います。夏道と冬道がある山がありますが、無雪期に冬道を歩けば当然山の植生は乱れます。木の根がむき出しになった箇所も多く見てきました。登山者の良識として判断すればどうすれば良いかは明らかだと思います。
一方で登山道は人間が自然破壊してできたものです。その意味では私も破壊者の片棒を担いだ者の１人です。でも登山者には山の負担を最小限にすることはできます。私は既存の登山道を活用することだと思っています。ボランティアで登山道の点検・修復を行っている方も大勢おられます。
また、植生の復元のために保護ネットを張っておられるところもあります。それは、shiremonoさんのおっしゃるとおり、踏み跡が問題になっているところでしょう。厳密に言えば違うかもしれませんが、登山道と異なる場所をショートカットするのは「バリルート」の一種ではないでしょうか。
（長文失礼しました）
こんばんは
「でもバリルートで登山するっていうのは本来ある登山道じゃないところを歩いているってことですよね。果たしてそういう手順をすっ飛ばして登ることに何の意味があるのでしょうか。」
僕は反対の考えです
�，△�らかに自然破壊である
登山道の方が長期的に見ると大雨や雪解け水等で大きく崩壊して修復不能になり、その近くに新しく道を付ける、その道もやがて同じく崩壊します、 それも自然の営みです
山に人が入る以上避けられないことです。
�▲丱螢襦璽箸貌Г濱廚�残り、他の登山者の道迷いの原因となる
それは自己責任でしよう
��バリルート登山者が遭難する可能性が高い
バリルートを普通に歩ける人はそれだけ資質の高い人で、そう云う人は遭難の可能性が低い
と思います。
整備された登山道しか歩いた事が無い人は少しの霧に巻かれたり、残雪、踏み跡、等に惑わされ道迷いし易い。
以上が僕の見解です。
higaerisazenさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
higaerisazenさんのように長年登山されている方はご存じかと思いますが、昔の登山者は山岳会なりクラブなりに入り、読図や気象を学び、事前に計画をチェック（承認）して頂き、さらには山岳保険に入っていました。それが山に登る資格なようなもので、その上で「自己責任」がありました。
でも、今の登山者の多くは、学ぶことも事前に綿密な計画をすることもなく、中には地図やコンパスさえも携行しない方がいます。言うなれば無資格な状態です。当然、登山者である以上、「自己責任」はつきものですが、果たして無資格で登っている方にどれだけその意識があるかは分かりません。
そういう方には登ってほしくないというのが正直な感想ですが、登らせないという術はありません。バリルートの中にはテープで印をつけたところもありますので、そういう方がバリルートを歩けば当然のように道迷いし、責任を果たすことなく遭難します。
世間では、それも登山者の遭難です。「無計画な登山」として登山者全体が批判の対象となります。バリルート登山される方には「自己責任」について落ち度はないかもしれませんが、これが今の登山の現状として皆さんに認識してもらいたくて、敢えて投稿させて頂きました。
（長文失礼しました）
masutyannさん
お返事ありがとうございました。
あらゆる尾根は登山ルートであるというのが、私の基本的な認識です。登れるか登れないかは別として。また、自然公園や地権などによる制限があればそちらを優先しなければなりませんが。尾根をたどるための最低限の踏み跡が「自然破壊」であるとは思わないし、そもそも樹林帯のヤブ尾根では、よほど入山者が多くないかぎり踏み跡などなかなか残せるものではありません。ナタやノコギリを使ったりすれば別でしょうけれど。
しかし、masutyannさんのおっしゃる「バリルート」の問題のうち「自然破壊」については、オーバーユースの問題が密接に関係しているように思われます。登山道のあるところで登山道を外れるのは論外ですが、登山のマナーを守っているにもかかわらず、山に登るだけで「自然破壊」の片棒を担いでいると感じてしまうような山の状態は、どう考えても異常としかいいようがありません。そして、私もおそらくmasutyannさんと同じようなことを感じたことがあるのです。それは登山シーズンの巻機山に登ったときです。
ところでmasutyannさんは、「バリルート」を「スキーのコース外滑走」に例えましたよね。「BCスキー」には例えなかったというところに、その問題の本質を明らかにするカギがありそうな気がします。だいぶ前にこれはいいなと思った日記の記事がまだあったので、気に入って下さるかどうかわかりませんが、ご紹介します。
marows「無名峰環境登山論」2013年05月15日
http://www.yamareco.com/modules/diary/36382-detail-51879
shiremonoさん、こんばんわ。コメントありがとうございます。
正直なところ、低山の登山では尾根に登山道がないのを不便に思ったことが多々あります。
登山道のいくつかは、獣道を拡張したものですので、必ずしも尾根にあるとは限りません。当然不明瞭ですので、読図できなければ道迷いします。そういった場所を登山する場合、最良のルートが尾根を歩くことであることは充分に分かっていますし、そういうところは「バリルート」だとは思っていません。
山岳遭難の多くは下山中に発生します。そして谷でよく起こります。登山では道に迷った時は谷を下るなというのが常識ですが、もし谷にナタを使ったような「バリルート」があれば遭難を誘発しているように思えてなりません。
BCスキーは読図はもとより、冬山登山の基本的な知識がなければできないので、無法者が入れる領域ではありませんよね。でもコース外滑走の多くはスキーの延長線上にあるに過ぎず、登山知識のないまま行われています。また、一般のスキー客をコース外に誘導する恐れもあります。
「バリルートに入って迷う登山者が未熟だ」って言ってしまえばそれまでなんですが、未熟な登山者を含めて世間では登山者です。「自己責任」を果たせない未熟者を非難するのは簡単ですが、そのレベルを上げられるのは経験者しかいません。登山者全体がそのことをよく考えて行動しなければ、登山は批判の対象にしかなりません。（世間の意見はもっと辛辣です）
無名峰環境登山論、参考になりました。
shiremonoさんは自然へのダメージをよく理解されて山に登っておられると思います。これからも安全登山で山を楽しんでください。
はじめまして
バリルートが自然破壊との意見について
国立公園などを規制する自然公園法の目的（第１条）は「この法律は、優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与することを目的とする。」であり、植物の保護は二次的目的です。お花畑の優れた景観を保全する。植物の多様性の確保する。この二点です。
植物を保護する目的で規制をするのであれば自然環境保全法の立入規制地区に指定すればいい訳です。
田舎の役人が本来の目的を理解せず、植物保護は一辺倒に言っていることが受売りで広がったに過ぎないのです。
自然公園法の目的は、公園ですから利用の増進を図り国民の保健に資するためです。
植物の損傷を禁止する規制は特別保護地区で、指定高山植物などの損傷を禁止する規制は特別地域で定められていますが、登山道は除外するとの条文はどこを探してもありません。
一般社会通念上登山道と言われるところで高山植物を踏みつけ枯らしてしまえば同法違反です。
登山道であれバリルートであれ、指定地域では植物の損傷に気をつけなければならないと言う事です。
YAMAJHさん、はじめまして
１年以上前の投稿にコメントいただきありがとうございます。
バリルートについては、本来テクニカルルート（私は破線ルートと呼んでいいと思いますが）意味するところだったのに、今では登山道ではないところをバリルートと呼ぶそうです。
他の日記「山岳遭難について（終稿）」で書かせていただきましたが、投稿の目的は山岳遭難の防止です。「バリルートだから自己責任で…」などというヤマレコの投稿に辟易してこの日記も書かせていただきました。
穿った見方かもしれませんが、上記のような投稿者には自然破壊って概念はないかもしれません。YAMAJHさんのおっしゃるとおり、法規制がないのですから、どのルートから山に登ってもいいわけです。指定地域では植物の損傷に気をつけなければならないが、指定地域外では植物の損傷に気をつけなくてもよい〜これって悲しくないですか。
登山にはいろいろなルールやマナーがありますが、それが守られなくなったので規制が進んでいます。YAMAJHさんのいうところの田舎の役人（田舎というのは地方差別ですし役人って表現も公務員への揶揄ですのであまり良い表現とは思えませんが）が遭難防止のためにいろいろ考えているのかと思います。
登山する自由は当然ありますが、遭難する自由？を誇らしげに投稿するヤマレコユーザーが多々います。それも表現の自由といってしまえばそれまでですが、山を愛するものとしては憤りしか感じられません。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する