![]() |
![]() |
![]() |
○MBSニュース:「熊に体当たりされて落ちた」登山道で熊に遭遇した男性…その後襲われ30m崖下に熊と共に転落 吹雪で警察が救出に向かえず(2022/12/14)
https://bityl.co/GCLA
以前から、希に冬眠し損ねた「穴持たず」なクマがいてとても危ないという話は聞いていますが、一般的に冬にクマと遭遇するものなのでしょうか? ググると、こんな記事が…
○ロイター:「冬眠しないクマ」に注意(2020/12/5)
https://jp.reuters.com/article/idJP2020120501001663
○)NHK北海道:冬眠しないヒグマを警戒 北海道東部の冬の工事現場から(2022/2/10
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-n1b8a0311e809
冬でも出るんですね😱 ただロイター記事中にあった「12月〜翌年3月の出没件数に関する環境省の調査」の元データは探しても見つけられませんでした。あと「大峰・紀伊半島の熊は高確率で冬眠しない」と書いてあるレコもありました。
ただ具体的にどのくらい、どのように出没が増えているのかが判りません。そこで直近5カ年の出没件数の公的データが有りましたので、グラフ化してみましたლ(╹⌣╹✰) 。(PDFでクロス集計表なので、数値化してバラすのに苦労しました、CSVデータも載せてほしー~_~)
○環境省:クマ類の出没情報について [速報値](直近5カ年)
https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort12/syutubotu.pdf
すると…(主に夏と冬の件数を比較して)
写真1:和歌山県=なぜか12月に多く出没しています。1月、3月もそこそこ出ていて、地域特性でしょうか? 一方、奈良県にこの傾向はありませんでした(2020年3月がちょっと多いぐらい) 宮城県の2021年、岐阜県の2020年の冬に出没が多かったのがありますが、翌年は減っており、継続して増えてはいません。埼玉は夏が14件/月程度なのに比べると、冬の2〜4件/月は多いかも。
写真2:新潟県=2019〜2020年の秋に大量出没しています。2020年は全国的に出没が多い年でした。
写真3:岩手県:特に変化は見られませんでした。長野も同様です。
ということで、ざっと見た限り継続して冬に出没が増える傾向だとは言えませんでした。北海道がデータ非公表(どうして!?)なのが痛いのですが、NHK北海道の記事は安全対策向上の面も強いのかも知れません。そして冬にクマが出るかどうかは、その年の気温、餌の豊富さ、(畑・残飯・フードコンテナでの人間との関わり方、もしかすると生息する熊の特性も)などの地域特性によって毎年変化している、ロイター記事はその一場面を捉えただけなのかもと思っています。
とはいえ今回の奈良のような事故もあり、一般登山者としては「冬はクマに出会う頻度は大きくさがる(和歌山を除く)。しかしゼロではない」ことを意識して、無警戒にうっかりクマに最接近してしまう事態は避けるようしたほうがよさそうです。
最後になりましたが、奈良の件、なんとか生還されることを祈るばかりです。
(追記)
残念ながら、亡くなられて発見されたそうです。。。
もう一つ関連ニュースを見つけましたので、こちらも。
○NHK奈良:「大台ヶ原」でクマの目撃相次ぐ 環境省などが注意呼びかけ
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20221104/2050012036.html
最近は雪も少なく冷え込みも緩いのか
クマさん遅くまで活動するようになりましたね。
起きるもの早くなっている気がします。
以前、トシミズさんも遭遇された飯縄のクマさんも活発で
市の「出没目撃メール」が頻繁に来ます。
(早朝、日の出前登山していると結構頻繁に近接します)
私達人間が彼らのフィールドに足を入れているのだから
そりゃ出るよなーと思いますが
不幸な出会いはお互いに避けたいものですね…。
こちらも年のせいか、最近は夜遅くまで寝られず活動したり、起きるのも早くなっている気がします💦
冗談はさておき、やはりお会いになられているのですね。腹ヘリヘリで気が立っていそうなのも、イヤですよね。相方だったら飴を渡してなだめるのですが…
飯縄さん、前回予定していた瑪瑙山に寄れなかったのでまた行きたいな♪
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する