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花見ケ原森林公園キャンプ場起点に黒檜山頂(赤城山)まであと600m付近。登山道10m先、左の笹原より黒い頭が出現。
熊だ!
子熊か?
胴体が.......長い!
目が合う。
私、立ち止まるも熊が猛然とダッシュしてくる。
3m手前...
立ち上がった!
(160cmくらい)
両手を振り上げ唸りながら迫ってくる。
後ろに退がりながら間合いをとり引っ掻き攻撃をかわしていたが、左腕から親指つけ根にかけ15cmの傷を負う。
両手を後ろに引き、なおも退がりながらギリ攻撃をかわすも右手甲負傷。
熊の前進スピードが上がり、熊の爪が私の右胸を軽く引っ掻いた。
まずい。
退がるスピードを更に上げた所で後ろに転倒、尻もちをつく。
気づきけば目の前30cm、熊が両手を拡げ、大口をあけ唸っている。
顔は俺の方が大きいか?
口はデカい。
ふと熊の右目を見ると、ビビっているように見えたので睨みつける。
次の瞬間、頭を殴打され左に倒れる。
『やられる...』
と思ったが、
背中をひと掻きして熊は走り去っていった。
傷の状態を確認していると怒りが沸々と込み上げてくる。
(あのヤローッ!)
タオルで頭部止血、バンドエイドで傷の手当て。
メガネと帽子が無い事に気づき1時間半以上探してやっと見つけた。
メガネがあった笹原には血糊がべっとり...
改めて怒りが込み上げてきた。
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襲われる300m程手前に熊の糞があり、
100m程手前で鳥の親子(親一羽、ひな四羽)が登山道に。
気づかず近づくと親鳥が飛び立ち、森が騒がしくなった。
その後、笹原の開けた所で熊に出くわした。
熊が鳥を狙っていたかは解りませんが、これに怒り私をつけて開けた所で、威嚇・警告で襲ってきたように感じました。
私は半袖、手ブラの無防備(熊鈴無し)
熊と目が合ってから襲われるまでほんの2〜3秒、完全に機先を制された。
退がる事しか出来なかった...
※襲われた後の対応は2021年7月7日黒檜山の山行記録を参照ください。
因みに、熊の爪先には色々な菌が付いているそうで、破傷風のワクチン接種を当日、1ヶ月後、1年後に打つ必要があり、昨日全て終了。
熊に襲われた当時の様子も日記に書いたので、本件これにて終わりにしたい。