2月に御池岳で遭難した方がようやく発見され、残念ではありますが遺体となって収容されました。謹んでお悔やみ申し上げます。
きっと、ホワイトアウトした中で雪庇を踏み抜いたか何かで崖下に転落し、足を怪我されて動けなくなり、しかも頼みの携帯電話は圏外で使えない…何とかテントを張って救助を待つものの、樹木に視界を遮られ誰にも発見されないまま、食料や燃料も尽きてしまったのではないかと思います。本当に残念でなりません。
特に単独行の場合、上記のような事態に陥るリスクが高いので、せめて無線機と予備の電池を持ち合わせておきましょう。
アマチュア無線の免許は、2日間の講習会を受講すればOKです。一応最終日に試験はありますが、合格率はほぼ100%に近いです。
相当山深い谷沿いであれば、アマチュア無線機の電波とてつながらない可能性はありますが、最終は呼び出し周波数にてPTTスイッチを押してモールス符号でSOS(・・・ −−− ・・・)を定期的に送信していれば、高性能なアンテナを持った無線家が受信してくれる可能性は高いです。
GPS、携帯、無線機、いずれも故障する可能性もあり、また極低温環境では電池が十分に働かないこともあります。常に最悪の事態を想定し、慎重な行動に努めたいものです。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する