ちょっとしたケガで、しばらく山に登れない。そのかわり、山の本を手に取った。図書館の新刊コーナーで目についた「ハルカの空: 南アルプス山岳救助隊K-9(樋口明雄 著)」だ。
北岳の描写から始まる。山岳救助隊と救助犬の話のようだ。読み進めると、次々と映像が浮かんでくる。登場人物がそれぞれに魅力的で、引きつけられる。短編小説なので、一話ずつ読み進めていける。ちょうど、シリーズもののドラマを見ているようだ。そう、これはぜひドラマか映画にしてほしい。
ドラマチックに描くために、ちょっと無理な想定と思われるところもある。遭難救助でそんなむちゃはできないだろう、とか、そんなマナーの悪い登山者ばかりじゃないとか。主要な人物はとても美化されて、その他の登場人物は”烏合の衆”のような扱いなのも少し気になる。
たとえば、後からの登山者が追い越す場面。急斜面の細い道をけっこう強引に追い抜き、その時に滑落する話。そんな無茶はしないだろう、と思う。遺体収容のために降下するヘリコプターに協力しようとしない登山者たちの話。救助のためにありえないリスクに踏み込んでいく救助隊のメンバーたちの話など。現実の世界ならほぼ間違いなく二次遭難だ。
まあ、そのあたりはエンターテインメントとして割り切って読めばいい。
ストーリーのおもしろさとともに、背景に流れる自然への見方、人間、そして人生に対する見方、などが心に沁みてくる。
このシリーズは先に「天空の犬: 南アルプス山岳救助隊K-9」が出版されているようなので、それも読まなくてはと思っている。
おはようございます
興味あります!
面白そうな本を紹介いただいてありがとうございます
でわでわ
uedayasujiさん、コメントありがとうございます。
おもしろいですよ。
テレビドラマにしてもいい作品だと思うのですが、やっぱり世間的にはマイナーな存在なんでしょうかね。
体調戻りましたら、山の方でもよろしくお願いします
ひさしぶりです
山行のアップが無いと思っていたらケガでしたか。
おだいじに。
私も12月は1回しか山には行けませんでした。
かみさんがやっとその気になったので、断捨離にはげみました。
古い本にビデオやカセットテープなどかなり捨てました。
売れそうなものはリサイクルショップへ。
その後、本棚やたんすを移動して。
というようなことで山道具を置くスペースが確保できました。
だいぶ没頭しているよですね。
面白い本に出会ったようでよかったですね。
来年はコラボしたいですね。
それではよい年を。
tanosikuさん、コメントありがとうございます。
山に登らないと、ヤマレコもあまり開かないので
ケガは年末なんですが、1か月くらいかかりそうです。
その後も、療養を必要とする事態で、山登りは暖かくなってからになりそうです。
それからになりますが、是非是非ごいっしょにお願いします
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