沈黙 -サイレンス-
監督:マーティン・スコセッシ
学生時代遠藤周作氏のファンだったので楽しみにしていた。
自分には宗教的素養が一切ないので批評は出来ない。
が、ごくごく単純に無邪気に「そこで折れるんなら最初から布教しないほうがいい」と思ってしまった。
高校生の時のほうがもっとマシな事を考えていた気がする。
主人公ロドリゴの思考や行動にモヤモヤしたものを感じ、ガルぺや別作品「侍」に出てくる野心家の宣教師のベラスコの華々しい散りざまに共感するが、それはただ単に彼らのヒロイズムが好きなだけかもしれない。
そのうち小説を再読して、考えをまとめてみたいところ。
映画は長くてもメリハリが効いていて退屈にせず、映像も美しい。
ラストシーンの補足、特にキチジローの描写には鼻白んだが、全体的には満足した。
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
監督:ティム・バートン
よく言えば王道、悪く言えば月並みのファンタジー映画。
ストーリーは、異能者の子供たちが力を合わせて悪い奴らと戦うというもの。
クリーチャーが人の目を抉り出して食べるシーンなど、子供向け映画としては少し刺激が強いのかもしれない。
ホラー映画が苦手な友人は上映後キツかったと言っていた。
ティム・バートンの不思議の国のアリスのような、ああいう雰囲気はいいね。
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