山岳パニックホラーと聞いて興味を持ち、
『モンキーピーク』(著:粂田晃宏, イラスト:志名坂高次)1、2巻を読んでみました。
社内レクリエーションで行われた登山のさなか、猿のような見た目の殺人鬼が現れ、社員が次々に惨殺していく…。
というパニックホラーのお約束のようなあらすじです。
ここで思い出すのは映画『デッド・クリフ』(2009年 監督:アベル・フェリー)。
デッド・クリフもあらすじだけで言うと、
友人同士でクライミングに出かけて、正体不明の殺人鬼に次々と惨殺されていくという、よく似たもの。
仲間同士が内輪揉めが始めるのも共通している。
デッド・クリフの方は殺人鬼が登場してから山要素が消えてしまうのと、
実はこの殺人鬼が滅法弱くて、重傷を負っているヒロインに殴り合いで負けるという目を覆いたくなるような惨状で、個人的にはいまいちでした。
殺人鬼界最弱なんじゃなかろうか…。
話を『モンキーピーク』に戻しまして、『モンキーピーク』は今のところ、ちゃんと登山要素があって楽しいです。
案内板のトリックで初心者揃いの一行を高難易度のルートに誘い込んだり、避難先の山小屋へ向かう尾根の一本道を弓矢で襲撃されたり、
鎖場でカニ歩きしてるところを追っかけてきたり。
ちょっとした地図の解説もありました。
などなど、山という舞台を上手く使えていると思います。
山を抜きにしてもかなり好みのタイプの漫画なので、これからも読み続けていきたいです。
デッド・クリフみたいになりませんようにw
デアゴスティーニのアレと、神々の山嶺が積読になってるので早く消化したい。
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