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【開花】2月〜5月 【越年草】
【別名】星の瞳 ←こっちの名前の方が素敵ww
シソ目
オオバコ科 (かつてはゴマナハグサ科)
クワガタソウ属
オオイヌノフグリ種
●実は外来種
イヌノフグリが絶滅危惧種なのに対して、オオイヌノフグリは外来。明治初期に入ったとされる。イヌノフグリを絶滅危惧種に追いやった張本人だったりしますww
●名前の由来
イヌノフグリに似たイヌノフグリより大きい植物の意であることから、「イヌノフグリもどき」かと思っていましたが、目〜属までが同じなので近縁種なのでしょう。
フグリとはいわゆる金玉��(ﾟДﾟ)ｸﾜｯ
現代人は絶対につけないネーミングセンスww
子房が犬の金玉に似ます(･･;)！
ちなみに図鑑によってはフグリに似るのはイヌノフグリのみで、オオイヌノフグリの果実(本来は子房と呼ぶべき)はフグリに似ていないと書いてある場合がありますが、実際はどちらも同じような子房が付きます。イヌノフグリの別名『ヒョウタングサ』の由来は同じく果実を見立てて。
イヌと付くと「役に立たない」の意になるが、この場合は当てはまらない。
●虫媒散布 (ハナアブ類・ミツバチ)
ミツバチ・ハナアブともに体重0.1グラムほど。そんな小さな虫たちでもオオイヌノフグリの花から蜜を吸おうとすると、茎がゆらゆら傾いてしまいます。すると虫たちは落っこちまいとして、雄しべや雌しべにしがみ付く。さらに蜜を吸おうと花の中心部に顔を突っ込むと、顔中が花粉だらけにww
●自家和合性(未確認)・傾光性
虫による受粉が出来なかった場合、夜になると花が閉じる(傾光性)ことで、雄しべと雌しべが触れて、同株受粉が出来るとされる。(未確認)
●一日花ではない
一日花と書いてある図鑑もありますが、これは誤りです。一日花と紹介した学者さん(田中肇先生)が、自ら訂正しています。(そもそも一日花の定義があやふやなのですが、ここでは省略)
となると、上記の《自家和合性》と整合性が取れない。��1日目の日中に虫媒受粉失敗、夜に閉じて自家受粉 ��2日目、再び花が開いても前夜に自家受粉しているため、他家(異株)受粉出来ない。
何らかの方法で3日目に花が閉じた時のみ自家受粉しないと、2日目3日目に花が開く意味がない事になります。追加で調査する必要がありますが、、、近くに咲かないので定点観測が出来ないだとー ��(ﾟДﾟ)ｸﾜｯ
●花弁
4枚の花弁を持つように見えますが、よく見ると付け根で繋がっている4裂1枚の合弁花。
●葉の特徴
もさもさの葉っぱが気になるところですね。霜から身を守っているとされますが、どうなのでしょうか？ 茎が立つ前は、ロゼット状ではなく、横に広がって行くのも特徴的。【追記】書籍に『根に近い方は対生、花に近い方は互生する』と書いてあるが、対生に見える互生じゃないの？と思っていました。実際に観察してみたら、本当に対生してました m(_ _)m
●子房
フグリだとかハート型と言われるのは、子房が2房に分かれるため。熟成すると種子の重さで子房が頭を下げ、縫合線を中心に左右それぞれの房が破裂して種子を散布する。破裂型自力散布は、群生して咲くお花によく見られる散布方法ですね。
【追加調査の記録】
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7949426.html
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