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甲州道中記
161118北八王子〜千歳烏山 ＆161122梁川〜初狩
元々夜勤なので昼に起きる。
40台までは休日は仮眠或いは寝ないで山に出掛けた。
連休明けは、テン場でむかえて、アルプスであってもその日の夕方のシフトには出ていた。
五十なかばになるとこれができなくなった。
ザックの支度をしておいても、疲労には勝てない。
いつも通り寝て、いつも通り昼に目が覚めてしまう。
連休の一日目は登山口か途中か、低い山でとまることとなる。
しかも、どうも、体調が良くない。
歩かなければなお悪くなる。
最近はあきらめて、下界歩きにすることが多い。
とりあえず五街道の本を読んで、近場の甲州道中をボチボチ、セクションで歩く。
山歩きの際も帰りはバスを使わないことが多いので、所々は歩いているし、最寄りのJRの駅はお馴染みだ。
昼に起きて、歩き始めるのは14か15時。夜道を歩き、終電に間に合うように帰宅する。だいたい6時間くらいのお散歩になる。
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第一回11月18日、北八王子駅〜京王線千歳烏山まで。
ヤマケイの「ちゃんと歩ける甲州街道」をみると、降りたことの無い北八王子駅近くから甲州道中にのれるようなので、北八王子〜高尾間はまたの機会に。
北八王子駅が、15時。新宿までは無理かもしれない。
結果は、千歳烏山近くで切り上げることになった。
日野の本宿、近藤勇の実家だの、沿線の神社にいちいち礼拝したり、府中の大国玉神社や谷保天神などに寄っていたら結構面白くて歩が進まなかった。
とりあえず三時間は素面でいようと決めて、京王線飛田給近くのセブンで菊水の燃料補給。
その後、調布あたりのセブンでビールとポップコーンの補給。
一番の注意点は、コンビニで飲み過ぎないこと。
あと、問題は、既に歩いている部分で
【現在甲州街道ではあるが、旧甲州道中では無い部分の歩き直し】と
【山道にて甲州道中をバイパスしている部分の歩き直し】
が面倒だからどうしようか？と云う点だ。
例えば、梁川〜藤野間、とか、高尾駅〜小仏峠とかだ。
……あとから考えよう。
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第二回は11月22日。中央線梁川〜初狩駅。
歩き始めるのはなんと1530。
鳥沢すぎたらもう暗くなった。
鳥沢のラーメン屋(ここはうまい)は心残りだがパス。
ここから笹子までは、ほぼ国道。旧宿場の表示などもしっかりしていて夜でも迷わない。
暗闇のなか神社に参拝など繰返しなかなか進まない。
大月駅手前のドラッグストアーまで我慢してビールを一本。
ヘッドライトを忘れてきた。笹子峠ごえは止めろと云う天の声か。
途中セブンで、地元笹一の生酒缶。藤野駅前の酒屋さん以来ひさしぶりだなぁ。
初狩駅前のコンビニは復活していた。
山の往復では見当たらなかったが、国道沿いは意外にコンビニが増えていた。
これはありがたい。
八高線終電が早いため甲府20時発くらいに乗らないとあぶないので、イマイチ距離が延びない。
ペースがつかめたら宿を予約して泊まるのも悪くない。
年のせいか、下界の野宿はどうも気が引ける。
途中、新しい地蔵さまは、21で亡くなった娘さんにお父様が置いたものらしい。
交通事故だろう。
非情な小生も手を合わせずにはいられなかった。
街道で
地蔵に手あわす
飲んだくれ
続く
兀狄gotuteki 山人記
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