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大仰なキャンプばかりでなく山行にももっと使われて良い。
小生は、ヘネシーｳﾙﾄﾗｲﾄしか持っていない。
重量をはじめ、問題も多いがとても面白いし、新たな旅のかたちの可能性も感じる。
ハンモックは、良い。それを大前提で、近頃のウルトラライト界の論調にあえて疑義を呈する。
要約すると、２点。
１ 超軽量ハンモックが注目されているが、これらにはバグネットは付いていない。
バグネットを別個に用意するとさほど重量メリットはなくなる。
バグネット無しで、現実的に快適なハンモックキャンプが出来るのか？
２ 適当な木がない場合、の処置。
これはよくわからないのだが、超軽量ハンモックは耐久性と防水性の見地からグランドシートにはなり得ないのではないか？
ならば、単純なタープ泊しか出来ない状況では最低でも別個にグランドシートが必要となる。
これまた、重量メリットがなくなる。
本物の軽量ハンモックを試していないので、何か決定的に間違っている可能性もある。
ご教示いただければ幸いです。
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フライ＝タープは、ここでは論じない。
1 に関して。
ウルトラライト関係の方はアメリカでのダニ対策としてのハンモック利用の経緯を強調される。
なるほど、ダニだけならバグネットは要らないのかもしれない。
因みに、蛭は上からも降ってくる。
しかし、そもそもハンモックテントは熱帯での蠍やマラリア蚊等の害虫対策として使用されたと聞いているし、我が国でも現実に一番の仮想敵は『蚊』ではないのか？
身動きのとれないハンモックキャンプにこそバグネットは必須なのではないのか？
ファミリーキャンプのキャンプ場での昼寝の話ではなく、まともな山や渓流での野宿の話だ。
2 に関しては、まぁ最初からわかった場所にしか行かないのならば問題はない。
逆に、現場の状況が想定できないのならば、『軽量なビビィがハンモックになればベスト』なのだが、そのような製品は知らない。
タイベックを２平米グランドシートにするとして約90ｸﾞﾗﾑ。軽量ハンモックを持つのならば最低この程度は考えなくてはなるまい。
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ケーススタディとして、enoの製品と、ヘネシーｳﾙﾄﾗｲﾄで比較してみる。
ハミングバードとヘネシーハイパーライトでもたいして結果は変わらないと思う。
Eno
ハンモック本体 Sub7 185g ￥9500 271×94
ストラップ ヘリオスストラップ 162g ￥4900 長240
バグネット ガーディアンSL 370g ￥6400
(参考)純正タープ ……なんか、高いし重い……
プロフライシル 368g ￥16500 323×195
ファストフライシル ？￥14000？カタログ無し価格表に有り…………
本体、ストラップ、バグネット で、計717ｸﾞﾗﾑ ￥21800 ＋タイベックシート90ｸﾞﾗﾑ 合計807ｸﾞﾗﾑ
ヘネシーｳﾙﾄﾗｲﾄ本体ストラップ(700ｸﾞﾗﾑ)
なんと、ヘネシーよりかなり重くなってしまった。
双方とも、ストラップはハミングバードの軽いものも使える、ただしヘネシーは縫製されているから元のものを切らなければならない。逆に、だからカラビナが不要。
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enoの利点(ヘネシーの欠点)は、
◎バグネット無しなら軽い。バグネットの開閉が可能(メーカーのYouTube参照)。
⭕多分、張ってからストラップのテンション調整が出来る。
・タープやストラップが別売で無駄がない。
ヘネシーの利点は、
⭕バグネット一体なので張る手間がいらない。
◎ｳﾙﾄﾗｲﾄモデルなら底が丈夫なので地面に敷いて使える。
ヘネシーの欠点。
・サスペンションロープはロープワークで調整。時間がかかる上、やり直しが煩わしい。┉┉つまり、熟練しないとすばやく設置できない。
・不要なフライ(タープ)がついているので無駄。だが普及しているからAmazon等である程度安く手に入る可能性が高い。イーノやハミングバードは業者の言い値で買わねばならない。
(管見ながら)結論。
どちらにしても、『ハンモックキャンブは軽くはない』
タープやｽﾃｲｸ・ﾛｰﾌﾟを含んで1000ｸﾞﾗﾑ程度か？
それだけのメリットを感じないならば、業者にのせられて買っても結局使わない。無駄になる。
イーノ等は、必ずハンモックが張れる木があって、虫に刺されにくい体質の人には良い。
軽量ハンモックに、バグネットや防水のグランドシートも持っていくのはややナンセンス。
木がない場合や、虫がいるかいないか、状況に不確定要素が多い場合はまだヘネシーに分がある。
……だが、酒を飲んで寝て、バグネットが無くてもよかった、何てことは一度もない。刺されなかったとしても蚊の羽音だけでも安眠出来ない。
酔いどれにとっては、バグネット様様だ。
蛇足の戯言。
小生がもっとも引っ掛かったのは、ウルトラライト業者の以下の文言である。
『……少し前までだと「Hammock or Tent？ ハンモックかテントか？」と選択をするものでした。しかし、……中略……「Tent and Hammock！ テントとハンモックの両方！」を楽しむことができるようになりました。』
これをどう思われるかは、人それぞれだろう。
小生は、端的に 美しくない と、思う。
本来のウルトラライトの精神に悖(ﾓﾄ)ると思う。
だから、結局、我が国でのウルトラライトは奇形の徒花(ｱﾀﾞﾊﾞﾅ)に終るに違いない。
軽くなったから持っていくのならば、もし軽くなればしまいにはパソコンも冷蔵庫も電子レンジもティディベアーも、持っていくに違いない。
ま、偏屈な老人の戯言。聞き流してくだされ。
兀狄山人記
こんにちは ご無沙汰してます
ヘネシーとeno sub7とgrandtrunk nano7所持してます。ご不明の件ですが・・・
１ バクネット
おっしゃる通り夏場の泊りだとバグネット無しは不快だと思います。が、私の場合、秋~春もしくは虫のいないところでしか使用していないのでバグネットは不使用です。
ただ純正品でなければ100g前後(seatosummit等)からあるので、モック＋ネットでも300g程度でヘネシーよりは軽く小さくなるかと思います。
２ 適当な木がない場合の処置
おっしゃる通り、ULハンモックの場合、耐久性・防水性はまったくないですね。雑に乗ると痛むくらいなので、グランドシートには成りえないです。
木が無い場合のことを考えるなら、タイベック３平米(150gくらい？)の両端をシュリンゲで縛ってハンモックとして使えるようにするのがよろしいかと。あと、邪道ですが、isukaのULベーシックポンチョも両端縛ると乗れます（体重65kgの私の場合ですが）シルナイロンの防水生地なので若干蒸れます。
http://www.isuka.co.jp/products/lineup/product.php?seq=103
これだと暑い夏場なら雨具を省略できます。
蛇足ですが私のヘネシーは、expeditionAsymなので軽量とはいえず、なかなか背負う気になれませぬ。あと虫のいないところだとバグネットは閉塞感があり、個人的にはハンモックの開放感が失われる気もします。
テディベアはいいですね
あ、何故かスルーしてしまってすいません。
いまさら、言い訳はともかく、御寛恕願います。
わたくしめは、どちらかと言うと、ハンモックの解放感もさりながら、どこにでも張れる 都合良さ により重点を置いている感がありますので、なんとか 上手くハンモックと長期の山旅を重ねられたらと 試行錯誤しております。
が、今のところ、山や川原や街中での野宿の混合たる、放浪山旅を鑑みるに、ハンモックはなかなか難しいかと思っております。
色々、有用なご教授有り難う御座います。
兀。
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