１５年ほど前のアランセーター

今日も天気が良かった。家の仕事ついでに洗濯もする。今日の洗濯物はセーター、この冬着こんでいたセーターをエマールで洗う。

このセーター、由緒正しいセーターである。実は１５年ほど前、「司馬遼太郎の街道をゆく」に触発され、なんとかお金をため込み、アイルランドのアラン諸島へ出掛けた。その時に買ったセーターである。

買ったはいいが重たいので、冬になってもぜんぜん着ることもなく、クローゼットにしまわれ、１５年ほどが過ぎていた。そのあいだに震災やら引っ越しやらが起きたが、捨てられることもなく、無事にクローゼットの中で過ごし、今年の一月再び私に発見された。

「重たいけど着てみよう」ということで着たらこれが結構しっくりくる。適度な重さが寒さを防いでくれて、手放せなくなり、アランセーターで着ぶくれて私はこの冬を過ごした。きっとアランの島に住んでいるおばちゃんが編んだんだろうと思って。

ということで春を迎え、来年も着ようということで洗濯して今陰干しにしている。

写真1がそのアランセーター

写真2、どう見ても温室育ちだったので購入したイチゲの苗、庭に植えてみました。青いイチゲは珍しいと思ったので購入。