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実はバレリーナだった。表向きは獣医であり、パイロットと言っていたが、実は。
私は体が硬い。腰骨のソケットが深くてペタンこができない。それどころか座禅も組めない。いろいろな理由があってアキラメタ。
獣医もアキラメタ。受験はした>2回もした。だが受からなかった>獣医科。受験して受かった学校に進学し、何とか就職も成功し、念願のほにゃららOLになった。
パイロットもアキラメタ。今でこそ、門は開かれているが若かりし頃は女性は受験の機会もなかった。それ以上に視力が悪かった。牛乳瓶の底のような眼鏡をかけていた。
そんなこんなの日々を送っていた若かりし頃、電車の広告に乗っていたレニングラードバレエ団の公演、演目は「白鳥の湖」。見たい、どうしても見たい。
時期は6月、ふっ、ボーナスが入ると踏んだ私はS席一万二千円を奮発した。そして当日、白鳥の湖全幕を前から二番目の席で見た。
オデールが私の目の前までやってきてグランフェッテをやってくれた。
(オデールとは?主人公のオデットを苦しめる悪い葉魔法使いの娘でオデットのふりをして王子をだまそうとする、通称黒鳥)
グランフェッテをご存じだろうか?32回転をする、片足で。すごい勢いで回転をする。飛んでくるバレリーナの汗、私は感動してしまい、帰りの渋谷駅のホームで一回転をして転びそうになった。バレリーナが躍るのを見たら、できそうな気になったのだ。
いろんな夢をあきらめて、私は今山を登っている。それでも今持っている夢はいつかこの目でヒマラヤを見ること、できればベースキャンプまで行ってみたい。この夢をかなえるべく、いろいろ研鑽を積んでいる。
写真はクロユリ、去年、体調不良で途中下車した乗鞍岳の売店で球根が赤い箱に入って売られていた。庭に植えたら春になったら花をつけた。
正確に私を表現するためには白い白鳥ではなく、黒鳥でなければならない。しかも一回転をして転びそうになるのだ>舞台の上で。
こんにちは!フェベさん。
獣医にパイロット、そしてヴァレリーナ…なりたいものが沢山あったのですね!
で、今はヒマラヤを目指してる…未来への展望があることはホントに羨ましい限りですし、人生はそうあるべきだと思います。
なんかね、フェベさんのこの日記が意外と私には重くてですね(笑)マズマズの人生を味気なく生きてる…今までもそうだったし、これから何をしたいのか?と設計することを、「忙しい」「今はそれどころじゃない」を口実に後回しにしてきた結果を露見させられたようでね(笑)
ではでは
こんにちは。stroheimさん。重かった、それはモウシワケない。人生、そこそこでいいと思います。無茶をしない、ジコらないのがいい人生、結果オーライ、でいいんじゃないでしょうか?夢は夢なので実際どうやったらヒマラヤに行けるかとシベリヤを食べながら考えてます。
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