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ところで食欲の秋である。物ががぜんとおいしくなる。里芋にしても、キノコにしても、栗にしても、お店で見つけては買いこみ、野菜や糸コンや豆腐や、味噌と一緒に煮て食べる。美味しい。
そんな中で山歩きをして見つけるのが山栗である。これがまたおいしい。山道に光っているのを見つけるとついポケットに入れてしまう。東根山でもやってしまった。
見つけては拾い、見つけては拾う。を繰り返していつの間にかポケットはいっぱいに。しかし、山を登ってゆくにつれ、頭をよぎる、山のおきて。
そう、山でとっていいのは写真だけ。
今年はブナも不作だ。熊さんやリスさんやそのほかの動物たちからご飯を奪っていいのか？>feve？ポケットが重い。
ここで元に戻すことはできる、山道の上に置けばいいのだ。早朝、エサを探しに来た熊さんが見つけてラッキーと言って食べるであろう。しかしせっかく拾った栗を捨てるのか？ゆでて食べれば美味しいだろう。
葛藤が続く。気が付けば山頂に立っていた。そしてそのまま家に帰ってきてしまった
。ゆでて食べてしまった。そう、おきて破りをしたのである 。それほど、山栗のおいしさは他を許さなかった。山で見かける>ヤマブドウ、アケビ、つい食べてしまう。熊さんが、リスさんが、そのほかさんが見ているのに・・・。食欲という誘惑に負けてしまっているfeveであった。
写真は拾った山栗。と庭でとれた紅玉（という酸っぱいリンゴ）、アップルパイにするとすごくおいしい。
