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このカーディガン、いつ買ったのかというと20年ほど前、もうボロッチクなっているが、モノがいいので愛着があって捨てられない。買った場所が、あのアラン島である。そう、アランセーターを買ったのである。
アラン島?
ケルト文化がなぜか好きなfeveは、いつかケルト文化のメッカ、アイルランドを訪ねたい、それも大西洋に浮かぶアラン島に行きたい、そんな願いを持っていた。
そして、お金をため込んで、資金ができた20年前、アイルランドを訪ね、もちろんお安くゆけるツアーである、ダブリンを始め、あちこちを巡り、ブロークンハート(これは港町でアメリカにわたる家族との別れで心臓が壊れそうというオブジェ、だが本当に心臓が壊れているオブジェである)も見た。
そしてついにアラン島へ上陸し、自由時間にあちこちを歩き、天気は秋晴れだったと思う、大西洋を見て感動し、草原に15分ほど寝転がって、こんな人生だけどまぁいいかぁと、あんまり自分の人生に悩むのはやめようとこころに決めたのである。
この時の決意以来20年、大震災やら母の葬儀やら、いろいろと発生した山あり谷ありを乗り越えてきた。ポイントは「悩むのはやめよう」、多くを期待しないのがコツである。
その帰りにセーター店によって念願のアランセーター、山のように積まれていた、この中からカーディガンを選び、買った。8000円ぐらいだったと思う。
漁師さんが冬の海で着るセーターなので、岩手の冬でも重宝し、引っ越しにも大規模な断捨離にも生き残って、今でも愛用している。
写真は庭で紫色になった紫式部。
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