6/10〜11に雲取山に行き、雲取山避難小屋で2人の女性ハイカーとご一緒したことはレコにも書いたが、その2人にはすごく悪いことをしてしまった。
11日の朝、お互いに4時頃起床して行動予定の話をした。
2人は石尾根を下り、奥多摩駅まで歩くという話しであったが、私が行く長沢背稜の話にとても興味を示した。
もともと長沢背稜は気になっていたとのことでもあった。
どちらがいいと思います?と聞かれたので、当日の雨模様を考慮すると展望の期待できない石尾根より、素敵な原生林を歩けてシャクナゲが花期を迎えている長沢背稜の方が面白いと思うと答えた。
もちろん、ムリがないかは計算して答えたつもりだ。
自分が予定していた奥多摩駅への帰着はムリとしても、三ツドッケから東日原までなら石尾根を奥多摩駅まで歩くのと距離的にはほぼ同じ。
自分なら同コースは8時間を見込む。彼女たちは10時間くらいか?
長沢背稜は最初の芋ノ木ドッケあたりはキツイ登りがあるが、長沢山を過ぎればアップダウンの少ないトラバースルート。
後半苦しければ酉谷山、三ツドッケは巻いてもよい。
自分が5時に出発の準備が終わる時に彼女たちはまだ荷造りをしていなかったが、のんびりはしないといっていたので6時には行動を開始するだろう。
最悪12時間かかったとしても暗くはなりきらないし、終バスも間に合う。時間的にはムリはないと判断できる。
東日原のバス時刻表の写しを渡して、地図を持っていること、小川谷林道は通れないことを確認して先に小屋を発った。
だが、なんということだ!
今日ヤマレコを眺めていて、落石のためバスが通行止めになっていることを知った。
前日の朝、満員のバスが奥多摩駅を出て行くのを見たし、さらに乗り切れないたくさんのハイカーがバス停で待っていたので、途中の大沢までの折り返し運行になっているとは夢にも思っていなかった。
彼女たちは東日原でバスが来ないことを知り、途方にくれたであろう。
申し訳ない。本当に申し訳ないことをした。
無事に帰路につけたのであろうか?
東日原には集落があり、彼女たちも大人。帰路に着く術を見つけてくれたと信じている。
doppo634さん、初めてまして。
なんだかあと味のわるい結果になってしまいましたね。
私もdoppoさんと同じ立場だったら同じように「悪いことしたな」と後悔していると思います。
ただその時点ではバスが止まっていることなんて知らなかったわけですし、強引に勧めたわけではないでしょうし、仕方のないことですよ。
案外、気が変わって予定通り石尾根を下りたかもしれませんよ。
いずれにしても最終的には彼女達が自分達で判断し決めたことです。
あまりご自分を責めないように。
では。
お気遣いの言葉を頂きましてありがとうございます。
山での行動はすべて自己責任。
解ってはいたつもりですが、山中で人にルートを勧めること、勧められることがとても重たいことだと痛感しました。
人は失敗から学ぶしかないので、とても苦い勉強として受け止めます。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する