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尊のみいつ吾嬬路に 古し歴史は二千年
今将た仰ぐ帝城の 武蔵の国ぞ大いなる
我が母校の校歌(作詞:伊藤長七)である。
校是のひとつである「開拓」が日本武尊の東征になぞらえ詠われている。
日本武尊が東征の成功を祈願し、自らの甲冑を山の岩蔵に納めたことにその名を由来する武甲山。
石灰岩の採掘により、山頂を失い、北面は大きく削られているが、
それにより作られたセメントは昭和の高度成長を支え、武蔵の国の発展に大きく寄与した。
奥武蔵の名峰と呼ぶに相応しい山である。
思い出深い母校の校歌と、
最も愛する山の山名にちょっとした共通点があるのは、なぜか嬉しい。
さて、武甲山を抱える横瀬町は、ゆるキャラブームに乗り遅れまいと「ブコーさん」なるキャラクターを売り出し中。
先の ゆるキャラグランプリ2013では1580キャラ中206位!
芦ヶ久保駅前には「横瀬町ブコーさん観光案内所」がオープン。
なかなかの力の入れようである。
しかしながら、このキャラクターで町興しが出来ると横瀬町は本気で考えているのであろうか?
違和感を感じるのは私だけ?
愛する山の由緒ある山名が、なんとも知恵のないチープな発想の町興しにより、ヘンテコな呼ばれ方をしている。
どうにも受け入れ難く、違和感を越えて憤りすら感じる。
武甲山をそう呼んでいるのではなく、キャラクターの名前であることは理解しているが・・
町興しで大切なのは町の歴史、文化を発信することだと思う。
それぞれに由来を持つ山名は、歴史・文化そのものではないのか!
妙ちくりんなキャラクターにブコーさんという名をつけるのは、武甲山への冒涜である!
そう考えるのは頭が硬いオヤジの発想でしょうかねぇ?
こんばんは。
山名だけでなく、地名にも相応しい由来というものがあって、
地域や文化に長く根付いているものだと私も思います。
大合併で、由緒ある地名が次々と消滅していく様を見て、
本当に悲しくなりました。
昨今のゆるキャラブームを横目に見ながら、
地名を大切にすることと、地名をウリにすることは
違うのではないかと感じています。
motchさん
平成の大合併では大切なものを沢山失いましたね
ブコーさんという言い方は親しみがあればこそなのかなぁ〜とも考えていたのですが、
やはり、山は親しい関係ではなく、畏敬の念のもって謙虚に接するべきもの。
先ほどmotchさんの両神山レコを見て確信しました。
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