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木道沿いでは、ニホンジカによる植物の被食状況が確認できました。
特にこの時期に葉を伸ばす、ニッコウキスゲの食害が目立ちました。
環境省・林野庁などによるシカによる食害対策として、尾瀬では昨年から大江湿原の林縁部をぐるっとネットで囲む作業が行われています。
これでひとまずは安心、食害を無くす効果は期待できます。
それでは、ニッコウキスゲの群落が毎年見られる?
観光ポスターなどによく使われている大江湿原の観光ポスター、皆さんも目にしたことがあるかと思います。
ところがシカの食害が無くても、大江湿原のニッコウキスゲの大群落は毎年見られるわけではありません。
最近では、2006年・2009年・2013年に大群落が見られました。3〜4年周期で大群落が見られるようです。
花を咲かせるために栄養の蓄積に数年必要とか?諸説があるようです。また、7月に入って蕾が形成される時期の遅霜などの自然現象も原因になります。
尾瀬沼のニッコウキスゲ(例年7月の20日頃が見頃です)を楽しみにしている方は、「あれ~これしか咲いていないの....」とガッカリしないように、事前に尾瀬保護財団などの情報を確認されたらどうでしょうか。
※http://www.oze-fnd.or.jp/
写真は、設置され始めたシカ進入防止ネット・シカの食害を受けたニッコウキスゲ・2009年に見られた大江湿原のニッコウキスゲの大群落
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